おとなと子どもの里山ナイフ教室『小枝のジャムスプーン作り』

開催した日:

枝切り

9月の里山ナイフ教室を岐阜県百年公園で行いました。

9月のお題は「ジャムスプーン」。
公園の山に生えていた木の枝を材料に、それぞれにナイフで削ってジャムスプーンに仕上げました。

このナイフ教室では、ナイフの技術も伝えてますが、何よりも「木」から「モノ」に変わる瞬間を自分の手で体験することを大切にしています。生活の中に木製品はあふれていますが、それを身近な森とつなげて考えられますか?というと、木工を仕事にしている自分でも正直難しい。でも、自分の手で作り出す瞬間を体験すれば、山の木が木で作られた様々なモノとつながっていることや、自然の中から生活の道具が作れることも実感することができます。

家族でナイフ

「ナイフ」という道具に怖さを感じる人もいるかもしれませんが、ここではナイフは「モノを作るための道具」として、やわらかく受け入れられています。子どもも、おとなも、それぞれのペースでナイフを使い、それぞれのジャムスプーン作りに没頭しています。

スプーンをどうぞ

今回のナイフ教室の参加者は、赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで、広い年齢層になりました。「孫用にベビースプーンを作ったんだけど、サイズ見てくれる~?」なんていう場面もあったりして、こういった交流が生まれるのも、世代問わず参加できるワークショップの面白さです。

おともだちどうしで

できあがったスプーンをお互いに見比べてみたり。実は、なかなか1本目から納得のいく作品は作れないものです。でも、お隣さんが作ったスプーンは上手に見えるものなので、お互い「いいねー」と褒め合って、次はもっと納得のいくものを作ろう!と、ナイフとモノ作りの面白さにはまって頂きました。岐阜県では、他にもスプーン作りができる場所がこことかこことかこことか、色々あるので、そちらも是非行ってみて下さい!とおススメしておきました。

飾り削りできた

ナイフの体験は最初は慣れなくて、んー!!ってなりますが、少しずつ慣れてくると「こうやって削りたい」「飾り削りもやってみたい」なんて欲も出てきます。この欲というのは「モチベーション」のこと。ナイフ教室では年齢よりもモチベーション重視で、多少難しいかな?ということも、スタッフの手が足りている限り対応してチャレンジしてもらっています。

削り方のレクチャ

おとなと子どもの里山ナイフ教室では技術的なことは、できる限りやさしいところからスタートします。

おとなも子どもも、それぞれに完成度を深めていけるジャムスプーンはとても良いワークショップアイテムになりました。やさしく手軽にも作れるし、じっくり手間をかけて、スマートにかっこよく仕上げることもできる、懐の深いアイテムです。

使うのも楽しい

皆さん、完成したスプーンを使ってクラッカーを食べて、とても楽しんで頂けたようです。小枝のジャムスプーンは、また機会があればやってみたいアイテムですね。

次回のおとなと子どもの里山ナイフ教室は10月2日(日)、小さなお花やドライフラワー用のフラワーポットを作ります。

お申し込みはこちらから。
たくさんのご参加をお待ちしております。

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