morinos講座『山の野鳥を探そう』

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morinos講座『山の野鳥を探そう』

 講師はNPO法人 ふれあいの森自然学校の中山久仁夫理事長さんと宮部智子さんです。

 今日は朝からホトトギスやウグイスが鳴いていますので、山に行くのが楽しみでした。

野鳥を探そうの看板

野鳥を探そうの看板

 最初に中山さんから、「知っている鳥」について質問がありました。

 どんな野鳥を知っているのか? 例えば、スズメ、ハト、カラス、・・・・、でもこれらの鳥は山や森の鳥とは言えないよね。

参加者に問いかけする中山さん

参加者に問いかけする中山さん

 

 フィールドに行く前に中山さんから質問

 1.スズメの重さはどれくらいか。

 そのあたりに落ちている石や木片でスズメと同じ重さのものを拾って来て重さを計りましょう。

  各自が測定した中でスズメの重さ(25g)に最も近い参加者が2組、21gでした。写真の女性はスズメの重さを手で実感していました。

スズメの重さ(25g)を確認する参加者

スズメの重さ(25g)を確認する参加者

お子さんもスズメの軽さにびっくり

お子さんもスズメの軽さにびっくり

 

  2.次にキジバトの重さはどれくらいか。

  都市でも見られ「デーデーポッポ」と鳴くキジバト、そのキジバトの重さに相当する木片や石を拾いました。

 さてキジバトの重さは約250gです。小学生のお子さんが苔を持ってきて同じくらいの重さかどうか測定していました。

 中山さんがスズメの10倍の重さであること、鳥は少しでも体重を軽くして飛びやすくしていること、などなど様々説明されました。そしてカラスは500gです。

キジバトと同じ重さの苔を測定する小学生

キジバトと同じ重さの苔を測定する小学生

 

 現場に向かいながら双眼鏡の合わせ方を習っていると、ホトトギスの鳴く声が聞こえました。他にも近くではシジュウカラやキビタキも鳴いています。

今日は姿を見られなかったキビタキ

今日は姿を見られなかったキビタキ

 

  毛鹿洞池近くに来るとヤマウルシやヤマハゼがあったので、両者の見分け方や注意店なども解説設されました。

 この池の周辺ではサンコウチョウやウグイスがよく鳴きます。

中山さんは野鳥だけでなく、危険な植物や珍しい植物も解説してくれました

   危険植物につて解説する中山さん

 

 中山さんが植物の解説をされていると、ウグイスがけたたましく鳴いていたので、みんなで観察しに行くとソメイヨシノの上で懸命にさえずっているのを全員で確認しました。このウグイスは中山さんのカメラで撮影してもらったものです。

ウグイス

ウグイス

 

 今日は野鳥が少ないものの、毛鹿洞池ではサンコウチョウが「〇〇〇 ホイホイホイ」と鳴きました。

 〇の中には「月、陽、星」が入りますが、実際の鳴き声ではそう感じません。

 中山さんがカメラに付けた望遠レンズで野鳥を撮影して、それを宮部さんが持っているタブレットに転送し、野鳥の姿をみんなで確認しました。この方法なら遠くて見づらかった人も姿をよく見ることができます。

望遠レンズを通して撮影した画像をタブレットに送って野鳥を確認

望遠レンズを通して撮影した画像をタブレットに送って野鳥を確認

 

 さて本日は「大杉」の近くでオオタカの巣の跡やオオタカが食べた野鳥の骨などを見て、「山の神」を回って自力建設「森の中の四寸傘」を目指しました。途中でウラジロ飛行機を楽しみながら歩いて行くと、四寸傘の後ろでコゲラを発見。

コゲラ

コゲラ

 

 今日鳴き声や姿が確認できた野鳥はウグイス、エナガ、コゲラ、サンコウチョウ、サンショウクイ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ヤブサメ、ヤマガラ、ホトトギスでした。

 みなさんご参加ありがとう御座いました。指導して下さった中山さん、宮部さん、ありがとう御座いました。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

 

 

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