幼児自然体験実践者スキルアップ研修 モルモット語を話しながら「動物介在保育」を考える めちゃくちゃ欲張りに学んじゃいました!
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岐阜県では、身近な自然や森を活用した五感体験や自由な遊びの「日常化」を応援するために、保育士を中心とした幼児の自然体験実践者を対象としたスキルアップ研修をしています。
今年度の第1弾は、モルモットを介して「動物介在保育」について考えるちょっと面白い講座を開催。後半はなんと動物介在保育だけでなく、「循環」の教育や「保育感」の気づきを実感してもらうための仕組みまで、体験を通してじっくりと研修してもらいました。

講師の舟生さんは、普段は帝京大学で保育士を養成されている先生。教室で教えるのではなく、頻繁に野外に学生を連れ出しては体験を通して教えているという非常にユニークな先生です。
当日は24名もの保育士や幼児自然体験実践者が集いました。

午前中は、「動物介在教育」がなぜ重要なのか、保育や幼児教育の現場での指針となっている保育指導要領や幼稚園指導要領、10の姿と照らし合わせながら、それらを達成する上で欠かせない要素がこの「動物との触れ合い」の中にあることが紹介されました。

今回のタイトルになっている「モルモット語を話す」というのも実際に話をするというよりは言葉の通じないモルモットが一体何を考えてるのか、どんな気持ちなのかを観察したり会話を試みたりすることで共感の心が生まれたり、モルモットを介して人と人との会話や関係性が生まれやすくなるというもの。群れで暮らすモルモットは、人間でも分かりやすい音だけでも数種類の異なる声を出してコミュニケーションし合ってるため、そうした体験をするにはもってこいなんだそうな。
幼児にとって大きさも手頃で、「温もり(大事!)」もあり、滅多に噛むこともなく、糞尿のニオイもほとんどないなど保育現場との相性も良さそうです。

午後は、そのモルモットの「フン」を使った堆肥の作り方を教わったりもしました。
容器として100均の不織布製の衣装バッグが便利なんだとか。
それを使って野菜を育てて、その野菜をモルモットが食べたり、私たちが食べたりすることで見ることも触ることもできないため実感しにくい「循環」もバッチリ体感できますよね。
早速morinosでも真似してみようと思いました。

さらに、その後は「種団子」づくりを通して「子どもたちの保育へのまなざし」について体感しました。保育者の子どもたちに対する期待と、子ども自身が持っている成長していく力とのズレを体感する教材として、名前を知らされてない数種類の植物の種を混ぜて泥団子に入れて良さそうな環境に置いて観察し続けるというもの。「子ども=タネ」としてとらえ、自らにとって適した場所や環境、タイミングで成長していくタネと、自分が持つイメージで成長を期待する保育士の気持ちを体験するための装置(泥団子)をみんなで作り持ち帰りました。さてさてこれからが楽しみです。

受講生からは
* 一人ひとり育ちが違うことを理解した上で保育すること、自分の中のタガを外して保育できるといいなぁと思いました。
* 動物とのふれあいというところから、堆肥づくり→自然の循環、子どもの育つ力と保育者の関わり方など、幅広く学ぶことができてよかった。これから森を生かした保育を取り入れようとしていることから、すでに取り組んでいる園からの参加者と意見交換できたことがとても有意義だった。
* 平日でしたが沢山の参加者の方がいて驚きました。今回のような保育×〇〇や森×〇〇の講座をもっと受講したいです
と嬉しいお声をいただきました。これからもいろんな研修を展開できたらと思います。

かつては保育園や学校はもちろん、暮らしの中で当たり前に保証され子どもたちの成長や発達をしっかりと支えてくれていた動物飼育も、今や9割以上の施設がストップしている状況。
子どもたちの健全な成長・発達の環境を整えるためにも、なんとかしていかないとと改めて感じる一日でもありました。
舟生先生、本当にありがとうございました〜!

なんちゃってせんせい 萩原ナバ裕作
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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