11/6（土）に美濃加茂市の「ぎふ清流里山公園」において、「野生のきのこを知ろう」講座を開催しました。

参加者は24名。小さなお子さんからご年配の方まで幅広い年齢層です。

最初に、きのこの生態や形態、毒きのこで中毒しないための注意点などを説明し、その後、公園内の林を中心にきのこの観察と採取を行いました。

今年は9月まではそれなりにきのこが出ていましたが、10月に入ってからはまとまった降雨がほとんどなく、林内の土壌はカラカラ。「きのこが少ないね〜」と話しながらも、皆で林の中を歩いて探しました。

その後部屋に戻って、取ってきたきのこの同定と解説を行いました。

ホウロクタケ、カワラタケ、コフキサルノコシカケ、カイガラタケといった硬いきのこが多かったのですが、ヒトヨタケ、ヒラタケ、ヌメリイグチ、ドウシンタケなどの軟らかいきのこも少ないながらも見ることができました。

他にもアイカワタケ（ヒラフスベ型）、コツブタケ、ロクショウグサレキンなども見ることができ、きのこに関連する色々な話題を提供することができました。

今回の講座では全体で約20種とあまり多くの種数を見ることはできませんでしたが、身近なところに様々なきのこが存在していることを知っていただけたと思います。

これをきっかけに、お出かけの際にきのこを探してみたり観察したりして、森林を含む身の回りの自然環境により一層の関心をもっていただけると嬉しく思います。

（教員　津田）