2023年度も無事終了!グリーンウッドワーク指導者養成講座

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2023年度のグリーンウッドワーク指導者養成講座は9月・11月・1月の合計11日間、森林文化アカデミーで行われました。

毎年、定員を大きく上回る応募をいただくこの講座、今回も北は北海道から南は高知県まで12人のみなさんが集まりました。

講座全体の概要をスクリーンで説明

講座の内容は以下の通り。

9月(3日間)
グリーンウッドワークの基本/スプーンを作る/刃物を研ぐ

11月(3日間)
お盆を彫る/森を見る・材料を選ぶ/椅子の部材づくり

1月(5日間)
椅子を作る

 

グリーンウッドワーク人口の高まりとともに、この講座の指導者も毎年充実していきます。
刃物を研ぐ講師の久保田さん

プロの木工家であり、この指導者養成講座がきっかけで一般社団法人グリーンウッドワーク・ラボの代表を務める久保田芳弘さん。2023年度は刃物の研ぎほかを担当。

斧の使い方を指導する福畑さん

全国各地でスプーンづくりなどの指導をする人気講師の福畑慎吾さん。2023年度はスプーンづくりを担当。

ナイフの使い方を実際見せながら指導する山路さん

ナイフの使い方を実際見せながら指導する井上さん

ともに森林文化アカデミーの卒業生で、グリーンウッドワーク・ラボのスタッフを務める山路今日子さんと井上真利さん。講座ではナイフワークの基本を担当。

写真で工程を1つずつ示したスプーンづくりのテキスト

9月の3日間は、テキスト『グリーンウッドワーク増補改訂版』(久津輪雅 著・誠文堂新光社)に沿ってグリーンウッドワークの基本的な考え方や道具の使い方をしっかり学びます。
我谷盆づくりを指導する登根さん

11月は木の塊からお盆を彫る講座。講師は漆芸家で、森林文化アカデミー非常勤講師を務める登根円さん。
製作した我谷盆を前に記念撮影する参加者

参加者たちはSNSでグループを作って連絡を取り合い、9月に学んだことを各自練習してから11月に再会しました。林業、木工、地域おこし協力隊など、森や木や地域に関わる人達ばかりで、グリーンウッドワークを地元に採り入れたいという思いが共通なので、すぐに打ち解けて仲間意識が生まれました。
立木についてホワイトボードを使って説明する小池さん

「森を見る・材料を選ぶ」の講師は、長野県で樹木に関する多様な事業を展開する木葉社の小池耕太郎さん。実は小池さんもグリーンウッドワーク指導者養成講座の受講生なのです。樹木のプロとして、見分け方や伐採の仕方を教えてもらいました。
樹木図鑑を手に森を見る実習

森林文化アカデミー敷地内の森に入り、図鑑を見ながら見分け方を学習します。

Zoomを使った交流会

知識や技術だけを身につけるのではなく、人のネットワークを築けるのがこの指導者養成講座の何よりの魅力です。実習の合間に全国の修了生と会場をzoomでつないで、活動報告をしてもらいました。どんな講座を企画したか、道具をどうやって揃えたか、講座の価格をいくらに設定したかなど、これから指導者を目指す人が知りたい情報を先輩が伝えてくれます。

完成した椅子を持って全員で記念撮影

1月の5日間は、椅子づくり。「スツール」または、背もたれのある「ゴッホの椅子」のどちらかを選んで作ります。朝早くから夕方遅くまでハードなスケジュールですが、完成した時の達成感は格別です。

 

森と人と地域をさまざまな形でつなぐ手段として評価が高まり続けるグリーンウッドワーク。指導者を目指す方のために最高の環境と内容を用意しています。毎年1回、4月に新年度の募集を行いますので、morinosのウェブサイトからお申し込みください。

グリーンウッドワーク指導者養成講座2024~総合編~
・グリーンウッドワーク指導者養成講座2024~ナイフワーク編~

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