はだしのトレイル26回目(今年度5回目)
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『はだしのトレイル』づくり、今回で合計26回目(今年度5回目)の作業は、トレイル周辺の森林と林床整備を主体に一部ルート延長も実施しました。
最初になぜ裸足なのかについて金子潤さんが説明されてから、各自で足裏測定しました。
今回の活動の主目的は「歩くトレイル以外の部分に有機物を追加する」ことと金子さんが話され、続いて『土の5原則』を紹介。
①背景を考える、②土を覆う、③多様性を高める、④生きた根を保つ、⑤動物を組み込む。 を考えてフィールドに向かいました。
森の入り口のフューゲルカルチャーはイノシシに掘り起こされて、周辺の多くの植物が壊滅的被害に遭っていました。しかしこれも⑤動物を組み込むにつながるとして、後で修復することとしました。
前回までに終了したトレイルを裸足で現場確認する中で、以前は前日の雨がしみ込まずに水溜まりになっていたような部分が、昨夜の雨でもしっかり土壌浸透していることを確認したり、昨年まで生えなかったニオイコベニタケやツチカブリなどの菌類が繁殖しているのを確認しました。
トレイル沿いにはツチカブリモドキやシロハツモドキが群生しているところが何か所もありました。このキノコはベニタケ科の菌根菌なので、発生していることは樹木にとっても、土中環境がいいことなのです。
ほかにもカブトムシ臭があるニオイコベニタケも生えていました。
以前は表層土壌がむき出しになっていた場所も、裸足で歩くと気持ち良いほど変化してきています。土壌も足の裏も確実に進化してきています。
スズメバチの胸部から発生するバッカクキン科のハチタケもありました。これは木材を腐朽させる担子菌類ではなく、子嚢胞子によって繁殖する子嚢菌です。多くの昆虫から発生するいわゆる冬虫夏草はみな子嚢菌です。
イノシシが掘り起こした部分は植物の根がむき出しになっているので、覆土作業を中心に現状復帰させる必要がありました。ミミズを目的に掘り起こしてあるため、これまで育ったハコベや植え込んだサトイモは全滅していました。
隣接する森林から表面が腐朽した丸太や枯れた小枝を採取し、それをトレイルに設置するよう作業を進めました。
運搬した材料は現場あわせで切断して設置しました。
以前は上層木が茂り過ぎて林床に光が射さなかった場所も、しっかり陽が入ることで落葉落枝の分解スピードも速くなっています。
昨日までの雨で落葉が流されたり、小枝がズレていった部分も再補修して下さいました。
周辺を整備する中で、新しいトレイルも設置することになりました。
三角形に丸太を組む「近自然工法」に近づけた階段を設置してくださいました。
今回は今まで完成させたルートではなく、それを延長させて別の出口につなぐルートも提案してもらいました。
金子さんの指示によって残すべき樹木と伐採する樹木を選定し、新ルートを確定しました。
最近はmorinos周辺も涼しくなり始めたので、トレイルづくりには良い季節になりました。
是非、多くの皆さんの協力の下、新しいルート完成に至りたいと考えていますので、次回のご参加お待ちしています。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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