はだしのトレイル22回目(今年度1回目)

開催した日:

 令和5年度最初の「はだしのトレイル」

 講師はもちろん金子潤さん(じゅんじゅん)です。今回が累計22回目となるトレイルづくり、やってもやっても改良点が出て来るので、大変な作業です。

 今回は昨日までナバさんと一緒に出掛けていた東京お台場での活動報告を聞きながら、裸足の価値をみなで確認しあいました。

はだしのトレイル22回目

はだしのトレイル22回目の参加者

 

 今回は足の裏をスキャニングするのではなく、座った状態と立ち上がった状態の2パターンの裸足をスマホ撮影して、そこから足の変化を見る試みに挑戦。

 

 測定が終了したら全員で裸足になって、トレイルを歩き森に入ります。

 昨日は雨模様でしたが本日は見事な快晴、みな暑い日差しを受けながら、足の裏の感覚を研ぎ澄まして歩きました。

 

 森に入ると、何とも心地よい。梢の緑を通して入る散乱光が目に優しく、しかも涼しい。

 何よりもこれまで手を入れて来た成果で、足の裏が非常に心地よく林内を歩くことができ、かつどこが湿っていて、どこが乾燥しているのか、即座に分かります。

 

 森の中では様々な生き物の営みが見られ、シュレーゲルアオガエルやコクワガタもいました。

 またヤマトシロアリが翅(羽)を生やして一斉に飛び立つ瞬間にも出会いました。森の朽木を分解して、次の世代をつくるため飛んで行くのです。

 シロアリと聞けば「家が傾く」と感じる方も多いでしょうが、それはイエシロアリのことで、このヤマトシロアリではそこまでの被害は発生しづらいのが現状です。

 

 次に、本日の作業です。

 全員で確認した①表土が流れている部分、②昨日までの降雨で水が停滞している粘土層の部分、そして③安全確保のためのしがらみ工設置部分の3ヶ所です。下の写真は4人で近自然工法によって表土の流出を抑制する丸太を設置しています。

 

 しみ込んだ雨水が停滞している場所は、直径15cm深さ50cm程の縦穴を掘って、木炭や腐葉土を使って改良しました。

 安全対策のしがらみ工は、現場周辺で刈り取られた灌木を材料に、柵のように編み込んで完成させました。

 

 

 さて、本日、1日の作業を終えて、作業内容の確認と使用した道具類の確認を終え、全員で次回5月の再会を約束したのです。

 

 みなさん、ありがとう御座いました。本日も気持ちいい汗をかけましたね。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

 

 

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