「RePLAY」型スキルアップ研修「川森ステージ」 夢中になって「遊ぶ」しました!!

開催した日:


先月の海ステージに引き続き、川森ステージを実施した「 Re Play研修」。

この新たな試みとも言える保育士向けの「遊び」の研修の様子について、
みのインタープリタークラブとmorinosとの連携のもと
アカデミーの卒論研究としてこの研修プログラムを企画実践してきた、
「ゆい」こと三木悠維さんに報告してもらいました。

********(以下三木さんの報告)*********

保育者の皆さんが、明日からでも気軽に子どもたちを森へ連れていきたくなるためには、
保育者自身が、自然の中で思いっきり遊んじゃうのがイチバン!

ということで海から始まり川や森へとつないでいく超実践的スキルアップ研修
「RePLAY (遊び直し)」研修8月に行われた「海ステージ」を終えて、
「川森ステージ」を、9月3日と9月4日に実施しました。

海ステージの様子はこちらをご覧ください↓

「RePLAY」型スキルアップ研修「海ステージ」みんな波になりました!?

 

当日は、2日間で合計11名の公立園、私立園等の保育者さんたちが、
フィールドとなる森林文化アカデミーに集合。
参加者が全員集合したところで、オリエンテーション、自己紹介と
研修参加の目的や、川や森でやってみたいことをシェアしました。

その後、まずは川へ。
両日ともその日の朝に上流の雨量や水量を確認し、安全面を確認してから実施。
もちろんライフジャケットもきちんと着用しました。

河原に着くと、まずは輪になって名前を呼び合いながらストレッチ。
そのあとは、さっそく水の中へ。

足をつけると、ヒヤッ!
みんなで「つめた~い!」と言いながら入水した後は、みんなで手をつないで輪になり、
浮いて、近づいたり離れたり、、、。川の水に乗って流れたり、勇気を出して岩から飛び込んで
みたりと、それからはもうみんな夢中になって、顔もゆるみ、朝のちょっぴり緊張した状況
とは打って変わって、子どものように遊びを見つけて時間を忘れて遊んでいました。

暖かい飲み物で休憩した後は、川辺で石や水や枝や雑草など、そこにあるものだけで遊びを
いくつ作り出せるかチーム対抗で出し合い、実際にやってみることで、石で顔を見立てて
作る遊びから、斜めの石にどれだけ石を並べられるかの遊びへと発展したり、、次々に遊びが
広がって行きました。

昼食を済ませた後は、川で心がほぐれ、保育者さん同士の心の距離が縮まった状態で、森へ。
morinosのはだしのトレイルを歩いて、四寸傘というフィールドを目指して歩きました。

歩きながら「森のいい匂いがする!」「あっキノコが生えてる!」「リスに食べられたまつ
ぼっくりだ!」などと、森の中には発見ばかり!ウラジロという植物を飛ばしてみたり、
チクチクのまつぼっくりに触ったりなど、実際に自然物に触れながら、四寸傘に到着!

3日の雨の日には、森の中に入ると、森の木々のおかげでそんなに当たらないことを
体験したり、みんなで協力して試行錯誤しながらタープを張りました。

両日とも、ロープを木に結び、ロープの上に足を置き、揺られることを面白がったり、
ロープを使って木に登ろうとするなど、保育者同士で「こうしたら登れるんじゃない?」
と考えながら、遊んでいました。

 

そして森でも、木、落ち葉、土、松の葉、など、そこにあるものだけで遊びをいくつ作り
出せるかチーム対抗で出し合い、実際にやってみました。

木の下で、小さなやかんを持って立ち、葉っぱに付いてる雨粒を落として、「ポトッ!」と
雨音が鳴ったり鳴らなかったりすることを面白がったり、雨で濡れている木の幹に落ち葉を
貼り付けてみたり、雨の日だからこそ味わえる遊びが次々に広がりました。

4日には、松の葉をかき集めてその上に裸足でジャンプして乗ってみると、ふわふわな感覚を
足裏で感じ、みんなで体験すると「これをみんなで上にあげて飛ばしたいね」という声が上がり、
実際にやってみると子どものように「きゃー!!」と歓喜が上がりました。

そんなことをしていたら、あっという間に終わりの時間に。。

最後のふりかえりの時間では、

「大人がまずは楽しむことが1番、遊ぶことにつながるのかなと思った」

「雨の日ならではの遊びを楽しめたことにより、園でも雨の日でも、園庭で屋根を作り、
 屋根の下でお皿などで雨音を聞いたり、感じたりすることはできると思った」

「遊ぶの原点が知れた」

「いつも何気なく見ている草や、石も一つ一つ違いがあり、じっくり見ると面白い。
 石を集める子どもの気持ちがよく分かった」

「草や石、何気ないものがおもちゃになる」

「自然の中で“遊ぶ”が分からないところからのスタートでしたが、自然の中って、
 五感を使ったり、考えたり、挑戦したり、役割をそれぞれが考えて動いたりするものなんだなと感じた」

「ほぼ何もないところで遊びは生まれてくるものなんだなと感じた」

「園に帰ったら、できるだけ自然物に触れられるようにしたい」

海から参加されてる参加者からは
「海から始まる研修だったのがよかった!」

といった感想を聞くことができました。

という訳で、今回の研修もねらいが充分に達成できたように思います。

今回の研修を通して、海、川、森の自然で思いっきり遊び直すことで、
私自身も参加保育者さんと一緒に、「遊ぶ」について学び直しました。

森にあるものからいくつもの遊びが生まれてくるシーンからは、
子どもたちは、どんなところでも遊びを生み出せる存在なんだな、
ということに改めて気づかされました。

私自身、現役時代は、遊びを考え、準備して、教えるという保育をしてきましたが、
遊びを準備して与えるのではなく、子どもが自分で見つけて、やってみる体験
が、一番子どもたちの心に残り、彼らの世界が広がって行くんだということにも気づきました。

そして、「楽しい」や「好き」は人に伝染するということも体感できました。

自分自身の変化だけでなく、
引き続き、研修に参加された保育士の皆さんが、その後現場での意識が
どう変わっていったかを追跡調査してみようと思います。

研修参加者の保育者さんたちや、海の研修で協力してくださったコーチの方々、
ご指導いただいた萩原せんせい、morinosの皆さんにも感謝です。
貴重な機会を本当にありがとうございました。

 

岐阜県立森林文化アカデミー 森と木のクリエイター科
森林環境教育専攻2年 三木悠維

 

*************(以上 三木さんの報告)****************

こうした「遊び」に特化した研修はまだまだ行われていません。
保育士さんの研修はいまだに大半が座学なんだとか。。。

今回の実践を機にこうした保育士向けスキルアップ研修が広がり、
1人でも多くの現場の保育士さんが「気楽に」近くの森に子どもたちを
連れて行けるようになる日が来ることを祈っています。

なんちゃって先生
萩原ナバ裕作 談

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