morino de van で通年プログラムの出前に行ってきました!〜三和小学校(美濃加茂市)〜

開催した日:

morinosでは、子どもたちと森が日常的につながることを目標にした「通年プログラム」という
morino de vanプログラムを実施しています。年間複数回、季節を変えて同じ保育園や小学校を訪ね、
子どもたちが地域の森で自由に遊ぶことを応援する活動をしています。

環境や状況に関係なく1人でも多くの子どもたちを日常的に森とつなぎたい、
そんな思いから生まれたこの活動、単なるイベント型のプログラムを提供するのではなく、
「日常化」つまり学校の先生たちが近い将来自主的に子どもたちを地域の森とつなぐ活動を
展開していくことを条件にしているので、受け入れ園や学校もそれなりの覚悟や準備が必要です。
でもだからこそ、私たちも本気で応援させていただいています。

今回は、美濃加茂市の三和小学校にお邪魔しました。全校合わせて30人ちょっとのこの小学校、
校区に関係なく通うことのできる公立校で、先生の数も多いのが特徴。
そのため先生たちの心に余裕があるのか、普段の学校の様子や職員室を見ても和気あいあいとしていて、先生たちが子どもたちのペースにじっくりと合わせている姿や、先生含めてみんな楽しそうに過ごしている姿がとても印象的でした。
やはり子どもと先生の数の割合は重要なポイントなんだなぁと改めて感じさせられました。

活動のフィールドとなったのは、三和から健康の森に抜ける林道の脇!?

そうなんです、特別な森でなくて十分なんです。プログラムなんてなくっていいんです。
ちょっとした空間と、見守る心があれば子どもたちは自由に遊びます。
遠くにある素敵な森よりも、近くにある普通の森の方が通いやすく、理想的。

現場まで小さなリヤカーとカゴに、ノコギリ、ロープ、麻紐、ナイフ、ドローナイフ、
シート、スコップなどを乗せて、みんなで運びながら森へ出発!

森に着いたら、子どもたちは一斉に遊び始めました。空間と、道具があれば、
あとは子どもたちのイマジネーションが次々と膨らんで、いや、爆発して、
あっという間に終わりの時間。

たった2時間の自由遊びでしたが、次々と面白い遊びが生まれました。
子どもたちの集中力、発想力は途切れることなく、「遊び=学び」であることを
しっかりと感じることのできる空間でもありました。
そして何よりも子どもも先生もみな楽しそう!

そして思わぬサプライズも!
ナバが10年以上お邪魔させていただいている美濃加茂市のほくぶ保育園の卒園生たちが、
ここ三和小学校にも何人か通っていて、久しぶりに会うことができました。

あの頃、山で遊んだ時のこと、覚えているよ〜って言ってくれたのが涙が出るほど嬉しかった。

途中、ドローナイフで怪我した男の子、帰るころには「怪我に注意しろよ!俺みたいになるから!」っとナイフを使って木を削っている仲間たちに安全を促す声も。
自分が怪我するからこそ分かる他人への思いやり。
なんだかいいですね〜〜。

帰り際には、「まだ帰りたくない〜」と学校に戻るのを拒否する子どもも。。
それでも先生は、余裕があるのでじっくりと2人を待ってあげていました。

この森で遊んでいいよ〜と言ってくれている地域の方々にも感謝!

今年度はすでに予定がいっぱいですが、来年度もまたこうした活動の
サポートを希望する学校を募集しています。
是非みなさんも地域の森で子ども達を自由に遊ばせる活動をやってみませんか?

詳しくは、morinosにお問い合わせください。

なんちゃって先生 萩原ナバ裕作

 

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