morinosでは、応募いただいた各地の小中学校や保育園・幼稚園などに出向いて、森林体験プログラムを届けています。

今回は中津川市にある「南さくら幼稚園」を訪れました。自由な発想での木工体験をさせたい、というオーダーを受けスタッフ4名と中国からの研修生1名でお邪魔しました。年長園児36名と一緒に、午前中1.5時間ほど自由な木工体験を楽しみました。

ノコギリや金づちなど、道具の使い方の基本的な説明をした後、「たからのやま」と書かれた木っ端や木の枝が積まれた山から、それぞれ好きな材料を選びました。

スツールを作業台として、ノコギリで切ったり、釘を打ったり、ドリルで穴を開けたり。
何を作るかというよりも、ほとんどが初めての体験なので作業そのものを楽しむ子どもが多かったようです。2人で1台の作業台を使ってもらったので、互いに協力する様子も垣間見ることができました。

1時間半ほどで、それぞれの作品がほぼ完成しました。
同じ材料から作ったものとは思えないほど、多様な作品となりました。
担任の先生からは「普段一斉に取り組むことが多く、自由な木工体験ができるか不安もあったが、みんな楽しんでやってくれた。多様な作品ができたことに驚いた。」とコメントをいただきました。

特別な材料や道具がなくても楽しめる自由な木工体験。
やって見せたことで、先生方にも可能性や意義を伝えることができたような気がします。

報告者：大武圭介（ウォーリー）NPO法人ホールアース自然学校