親子で楽しむ お櫃作り&漆塗り体験
毎日の食卓で当たり前のように使っている、箸やお椀といった漆器。
今回は自分で作ったお櫃(ひつ)に漆を塗り、オリジナルの漆器を作ります。お櫃とは、炊いたごはんを移し入れておく容器のこと。かつて、竈(かまど)とお釜で炊飯していた時代に主に使われていたキッチングッズです。
木のお櫃には調湿性があり、炊きたてのごはんを入れると余分な水分を吸収してくれます。そして吸い取られた水分がお櫃の木の中にとどまって一定の湿度を保つため、ごはんが美味しくなります。
※大きさは直径6寸(直径約19cm×高さ約10cm、ご飯3合が入る大きさです)
講師の清水貴康さんは岐阜県出身で、金融機関勤務を経て森林文化アカデミーで木工を学び、現在曲物工房を主宰しています。古田一さんは地元美濃市内で漆芸の工房を開いており、昨年もお2人で曲げわっぱ作りと漆塗り体験を指導していただきました。
今回は親子で蓋と本体それぞれ1つのお櫃を作り、摺り漆塗りを行います。自然素材だけを使って作るオリジナルのお櫃。通常1日で作ることはなかなかできない、貴重な機会となります。さらに今回は特別に受講料無料、材料費のみで参加いただけます。
親子10組限定ですので、是非お申し込みください。
【講師プロフィール】
清水貴康(しみず たかやす)さん
大学卒業後、地元の信用金庫に10年間勤務。その後、モノづくりに従事する職人が軒並み減少しているという現実に直面し、その一助になればと考え、岐阜県立森林文化アカデミーに入学。在学中に曲物に出会い、曲物職人を目指す。
修行期間を経て、2021年9月に「曲物工房清水」として創業。お櫃、お弁当箱、中華・和セイロ等さまざまな曲物を取り扱う。
古田 一(ふるた かず)さん
愛知県出身。石川県立輪島漆芸技術研修所卒業。座間亘氏に師事。蒔絵の技術を修得。2002年以降、各種工芸展・美術展にて受賞。主な受賞歴に、2015年第46回東海伝統工芸展名古屋市教育委員会賞受賞等。
美濃市内に工房を構え、作品作りに取り組む他、親子や一般向けの漆芸体験ワークショップも行っている。
●開催概要 ————————————–
【開催日時】2024年1月13日(土)
9:30-15:30(9:00受付開始)
【開催場所】岐阜県立森林文化アカデミー 森の工房
【主 催】morinos(岐阜県立森林文化アカデミー内 森林総合教育センター)
【運 営】NPO法人ホールアース自然学校
【対 象】小学4年生以上の親子
【参加費用】受講料無料、材料費として、7,000円/1個を徴収します。
【定 員】10組20名(応募多数の場合は、岐阜県内在住・在勤の方を優先で抽選)
【内 容】09:00 受付開始
09:30 開会、流れと目的の共有、講師紹介、参加者自己紹介
09:45 製作に向けたガイダンス(お櫃、漆塗り)
10:00 製作開始(お櫃づくりからスタート、12:30を目途に完成)
12:30 昼食・休憩
13:30 漆塗り開始(摺り漆塗りを体験)
14:30 作品発表&ふりかえり&ミニ講義(漆の不思議と魅力)、片付け
15:30 終了
【そ の 他】
・雨天決行です。
●申込方法(以下の申込フォームより申込ください。12月25日(月)17時締切です。)
●問い合わせ先————————————–
岐阜県立森林文化アカデミー事務局内 森林総合教育課(morinos)
受付担当:大武圭介(おおたけ・けいすけ) NPO法人ホールアース研究所
〒501-3714 岐阜県美濃市曽代88番地
Tel:0575-35-3883(火・水休所)
E-mail: morinos@wens.gr.jp
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529