初夏にきのこを見つけちゃおう!を実施しました

開催した日:

 梅雨の中休みで蒸し暑い日となった6月24日(土)、21名の参加者で「初夏にきのこを見つけちゃおう」を実施しました。

初夏にきのこを見つけちゃおう看板

 ゲストの森林文化アカデミー教授の津田格さんの専門はきのこ。最初に「そもそもきのこって何?」というガイダンスをしていただきました。
初夏にきのこを見つけちゃおうガイダンス風景 初夏にきのこを見つけちゃおうスライド
 私たちが普段目にする「きのこ」は、様々な種類の菌糸が胞子を作って飛ばすための、いわば「花」に当たる部分。また、栄養の取り方によって、「腐生菌(ふせいきん)例:シイタケ、ナメコ」と「菌根菌(きんこんきん)例:マツタケ、トリュフ」に分かれます。

 そんな基礎知識を聞いてから、さっそくモリノス周辺に出かけてきのこ探しをスタート。前日までの下見では、それほど見つけられなかったのですが、目線が低いからか子どもたちから「きのこあった!」という声が次々上がりました。
初夏にきのこを見つけちゃおう観察風景 初夏にきのこを見つけちゃおう観察風景 初夏にきのこを見つけちゃおう観察風景 初夏にきのこを見つけちゃおう観察風景
 
 観察した後は丁寧に採取して、後で図鑑で調べることにしました。
桃のようなピンク色のきのこ(ニオイコベニタケ)の匂いを嗅ぐと「カブトムシの匂いがする」と、驚きの声が上がりました。

 テクニカルセンター前のデッキで、図鑑を頼りに採取したきのこの同定を行いました。専門家の津田さんでも「ちょっとわからないなぁ」というくらい、特徴が分かりづらいきのこもありましたが、子どもも大人も興味津々。形や色、匂いに興味がある、それぞれにきのこの魅力と不思議を堪能しました。
      初夏にきのこを見つけちゃおう同定風景 初夏にきのこを見つけちゃおう同定風景 初夏にきのこを見つけちゃおう同定風景   

※今回確認したきのこは他に以下のものがありました。予想以上にたくさんのきのこを見つけることができました。
・アミスギタケ
・カレバキツネタケ
・ミドリスギタケ
・ミドリニガイグチ
・フサヒメホウキタケ
・ヒイロタケ
・ニッケイタケ
・ツチグチ
・ベニタケ属の1種
・チチタケ属の1種 など

【参加者の声】※アンケートより
・よく見ると、いろいろな所にきのこがあることがわかった。でも、名前を特定するのは、なかなか難しいということもわかった。カブトムシのにおいがするきのこが面白かった。
・森の散策はいつもゆったり自由に進めてくださり、子どもも大人も楽しめて嬉しいです。最初の講義は、できれば、子どもからアイデアを引き出すような、クイズ形式なども楽しいかなと思いました。

報告者:大武圭介(ウォーリー)NPO法人ホールアース自然学校

 

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