10/14（月・祝）に美濃加茂市の「ぎふ清流里山公園」において、連携講座として「野生のきのこを知ろう」を開催しました。

参加者は19名。お子さんからご年配の方まで幅広い年齢層です。最初に、きのこの生態や形態、毒きのこで中毒しないための注意点などを説明し、その後、公園内の林を中心にきのこの観察と採取を行いました。今年は夏の高温が長く続き、いつになったら秋になるのかといった感じでしたが、林の中で皆で頑張ってきのこを探しました。

きのこを見つけました

人数が多いとそれだけ多くのきのこが見つかります。きのこに栄養をもらって生活する菌従属栄養植物のアキノギンリョウソウも見ることができました。

採取したきのこを並べて同定と観察

ハナガサイグチをはじめとするイグチ類

その後部屋に戻って、取ってきたきのこの同定と解説を行いました。ホウロクタケ、カワラタケ、ヒイロタケといった硬いきのこ、テングツルタケやカバイロツルタケといったテングタケ科のきのこ、派手なオレンジ色のハナガサイグチなど様々なきのこがありました。予想よりも多くの種類を見ることができ、身近なところに様々なきのこが存在していることを知っていただけたと思います。これをきっかけに、森林を含む身の回りの自然環境により一層の関心をもっていただけると嬉しく思います。（森林文化アカデミー教員　津田）