シュレーゲルアオガエルの産卵

開催した日:

 モリノス広場にある『どろんこ池』、3つほどある池の1つに渡されていた板を外すと、その下から白い泡状の塊が出てきました。

 これは昨年もモリノスで見られたシュレーゲルアオガエル( Rhacophorus schlegelii)の卵塊です。

シュレーゲルアオガエル

白い泡状の物体

 

 シュレーゲルアオガエルの名は、オランダのライデン王立自然史博物館館長だったヘルマン・シュレーゲルの名にちなんでいます。

 オスは田んぼのあぜに掘った浅い穴の中でメスを呼んで鳴き、メスはこの穴のくぼみで、10cm大の泡の中に100-600個の卵を産みます。

 

 形態やメスの大きさ、色彩がニホンアマガエルに似ているため、しばしば混同されます。

 シュレーゲルアオガエルはアマガエルよりも体が大きいのですが、特にオスはアマガエルと混同されやすく、見分けのポイントは鼓膜から鼻にかけての黒い条や背中のH字状の斑紋が無いことです。

 モリアオガエルより小型で、背中の皮膚が平滑、眼の虹彩が金色であることなどから区別できます。

板の下にあった卵塊

板の下にあった卵塊

 

 モリノス広場に来られたら、どうかこのシュレーゲルアオガエルの卵塊を優しく見守ってくださいね。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

 

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