アカデミー教員プログラム 虫のすみかを作ってみよう―虫たちの意外な住宅事情を実施しました

開催した日:

森林文化アカデミーの教員3人をゲストに迎え、それぞれの専門性(津田教授・昆虫/生き物、谷口講師・森林環境教育、渡辺講師・木工)を活かしたスペシャルプログラム『虫のすみかを作ってみよう』を、3月12日に実施しました。
親子12名が参加しました。

看板

今回のプログラムは、2022年6月に開催した『虫のすみかをのぞいてみよう』の続編で、morinos周辺に設置した虫のすみかを観察し、家に持ち帰って設置できる虫のすみかを親子で作りました。
ガイダンス

前半は設置してある虫のすみかの観察を行いました。
morinso周辺には「ムシノス」と呼ばれる、インセクトホテル(虫のすみか)が2年前から設置されており、最初にそこを観察しました。続いて昨年6月に設置した3つのインセクトホテルを順に観察すると、様々な生き物を観察することができました。
ムシノスの説明 ムシノスの観察 ムシノスの観察

越冬中のクロスズメバチや、エントツドロバチの泥を固めて煙突のような巣を観察することができました。
途中、隠れていたヤモリが飛び出してきてビックリしましたが、捕まえてじっくり観察することもできました。
エントツドロバチの巣 エントツドロバチの巣 ヤモリ

室内に戻ってからは、取り出したムシノスの仕掛けをじっくり観察しました。筒状の隙間にびっしり並んだ部屋の中にドロバチの蛹が入っており、子ども達は食い入るように観察していました。
巣の観察

後半はいよいよ虫のすみか作りです。
渡辺さんの指導の下、電動ドリルやドライバーを使って巣箱の外枠を組み立てました。中の隙間には予め用意しておいた竹筒や松ぼっくりの他、観察しやすいよう、透明なチューブも入れました。
箱作りの説明 ドリルで加工する 竹筒の詰め込み

それぞれの思いが詰まった虫のすみかが完成し、記念撮影を行いました。
各自持ち帰ってもらい、自宅周辺に設置し観察してもらうことに。
果たして生き物は集まってくるでしょうか。
完成した虫のすみか

morinosにある「ムシノス」の様子も、随時紹介していきますので、morinosに来た際にはそっと覗いてみてくださいね。

参加者の声(アンケートより一部抜粋)
・初めて知る虫の名やその虫の生態に驚きの連続。そして、子どもが自分の知っている知識をフル回転して色々考える姿が見れて参加して良かったと思います。
・本日は、ありがとうございました。親子共にとても楽しかったです。実際にインセクトホテルの中の様子を見せて頂けて、面白かったです。

報告者:大武圭介(ウォーリー)NPO法人ホールアース研究所

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