可児市『にののこ保育園』で竹活
開催した日:
morinos出前プログラム「morino de Van」で可児市『にののこ保育園』に出かけました。
ここは可児市の工業団地内に設置された保育園で、周辺には竹林が多いため、今回はお子さんたち(年長・年中・年少)さんに、タケの間伐、伐採竹の搬出、タケの遊具づくりをしてもらいました。今回morinosからはスージーとJIRIの2人が出向きました。
タケの伐採地まで、お子さんたち自身で手鋸などを台車で運んでもらいました。
みんな気持ちがはやるため、一生懸命台車を押してくれたため、次第に移動スピードが早くなりました。
台車を押すお子さんたち
竹林では間伐するタケ自体を、スージーのサポートを受けながらお子さん自身が手鋸で伐採、、それを滑車やロープを利用して伐倒補助する方法で、みんなの力を結集してタケを倒しました。
伐採したタケは全員がいくつかのグループに分かれて、利用するヒノキ林まで搬出です。
誰からともなく、掛け声を出して、頑張って運んでくれました。
切ったタケを搬出するお子さんと保育士の先生
ヒノキ林では搬出したタケを自分たちが利用したい大きさに手鋸で切ってもらいました。
年少さんではうまく切れないので、保育士の先生がサポートしてくださっていました。このお子さんは「タケの器」をつくっていました。
タケの器を切り出すお子さん
子どもたちから「ブランコが欲しい」と要望があったので、今回は特別にjiriさんオリジナルブランコを作りました。座面は子どもたちが切り出したタケです。
完成したら、安全確認のため保育士の先生が試しブランコしていました。
保育士の先生の試し乗り
安全確認できたので、お子さんたちが代わる代わるブランコを楽しんでいました。
今回はmorinosから持参したロープで作ったので、帰る際には保育園で用意された麻縄で作り直してきました。
ブランコを楽しむお子さん
タケはいろいろな利用方法がありますが、最も簡単なものの1つに、筒状に切ったメガホンがあります。こうして声を出すと、大きくなることにも気づいてくれました。
タケのメガホンで遊ぶ子どもたち
メガホン状態で遊ぶだけかと思いきや、望遠鏡のように覗いて遊ぶお子さんもいました。
タケの輪っかから覗く円らな瞳がなんとも可愛かったです。
タケ筒を望遠鏡にして遊ぶお子さん
スージーには竹馬を作ってもらいました。
子どもたちが握れるように細い部分を柄にして、足をのせる部分は前日にJIRIが作った木片を利用して2つ完成させてくれました。
竹馬をつくるスージー
完成した竹馬にチャレンジしてもらいましたが、お子さん全員が初めての体験らしく、JIRIが誘導しながら竹馬体験してもらいました。
竹馬にチャレンジするお子さん
今回の遊び場には枝打ちされたヒノキがあったので、そのヒノキの幹に上下2段にタケを括り付けて『タケ渡り』をしてもらいました。切ったばかりのタケですが、保育士の先生がお子さんと乗ってもビクともしませんでした。
タケ渡りを楽しむお子さんたち
お子さんのリクエストで、シーソーをつくることに。
保育士の先生に切り株を利用してお子さんたちと一緒に完成させてくださいとお願いしたのですが、あまりの人気にすぐに壊れていまうので何度も修復しました。
子どもに人気のシーソー
子どもたちはシーソーに2人ずつ乗って楽しんでいました。
今日は気温が低く、風もありましたが、天気が良いため、お子さんたちは満面の笑みを浮かべて遊んでくれていました。
2人ずつペアになってシーソーするお子さんたち
最後に、意外に長い間遊んでくれたのが「どんぐりコロコロ」です。
半分に割ったタケの節を、子どもたちがプラスティックハンマーで打ち抜き、雨樋状態にしてそれを斜めに立てかけて、アベマキのドングリを転がすのです。この現場にはアベマキやコナラのドングリもたくさんあったため、いろいろ試して遊んでくれました。
どんぐりコロコロで遊ぶお子さんたち
本日は今年度最後の出前授業、来年度もすでに多くの要望が来ていますので、4月以降も宜しくお願いします。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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