美濃市大矢田小2年生、morinos体験しました。
開催した日:
美濃市立大矢田小学校2年生が昨年に引き続き、朝9時から『morinos体験』に来て、森林文化アカデミーの演習林で森林散策や木工体験、モリノスひろばを楽しんでくれました。
最初に本日、森で食べ痕を見つけるかもしれないリスとネズミについて子どもたちに尋ねました。
まだ肌寒さの残る中、目指すは演習林です。
森の入り口前にある常緑広葉樹のアラカシの下で、道路に落ちているどんぐりと帽子(殻斗)について、スージーが説明してくれました。
スージーの説明で、コナラとアラカシを見分けられるようになった子どもたち、JIRIと一緒にコナラの帽子を探してくれました。
「森のいりぐち」の標識がついているコナラの木に挨拶をすると、その下にたくさんコナラのどんぐりと帽子が落ちていたため、それを一生懸命拾ってくれました。
歩道を少し登って行くと、大きなどんぐりをつくるアベマキが3本ありました。歩道にはもじゃもじゃ頭のようなアベマキの帽子がたくさん落ちていました。
そこでスージーが再度、絵本を開いてアベマキの帽子について話をしてくれました。
今日はこれで森にある3種類のどんぐりを覚えましたね。
morinosのメイン柱を伐採した演習林には様々なものがあります。
ここは現在では110年生になったヒノキ(少しスギもあります)林があり、そこに生えているスギには毎年、オオタカが営巣して子どもを孵しています。
そして上空が空いている場所は、木材の架線集材を訓練するための、大型集材機と集材架線が設置されています。林業でどう利用するのか、野生生物とどう共存するのかを子どもたちに感じ取ってもらいました。
森林文化アカデミーの学生による自力建設『四寸傘』の広場では、ナバ先生と一緒に森のようちえん「森のだんごむし」の皆さんがおられました。皆さんにお願いして、私たちも少しお邪魔させて頂きました。
持参したロープを張って、ロープ渡りを設定すると、次から次へとチャレンジしてくれました。足元がグラグラしますが体幹が鍛わります。
ロープ渡りに夢中になるお子さんたち
約45分の滞在予定時間が来たので、「ロープを外すよ。」と言うと、「もう少し遊びたい」とロープに手を掛けてぶら下がるお子さんもいました。
小学校2年生だと身軽なため、運動能力が高いお子さんは、手だけでスイスイ渡って行きました。自然の中では遊具はその場で作ればいいのです。
ナバ先生が設定したツリーハウスのような場所は、いつも大人気!
簡単に登れないのがまたいいらしい。次から次へとお子さんたちが上を目指してチャレンジしていきました。この場所周辺にはスラッシュマツも生えているため、ここで大きな松ぼっくりやエビフライを見つけていたお子さんもいました。
演習林から下山したらお楽しみの昼食タイム、みんなお家の方が作って下さったお弁当を美味しそうに食べていましたが、その昼食が終わると、荷物を片付けるのも忘れて、morinosひろばまっしぐらです。
「今日は寒いよねぇ~!」と言いながら、泥水で遊ぶお子さんたち。
水溜りに浮かぶ「プラ舟」に乗るだけで楽しいのです。しかしこの後、濡れてしまって結局着替えて帰りました。
なぜか泥水は大人気! 船に乗ったり、泥水を掛けたり、とにかく少し危険なのがたまらないようです。
泥水にスコップを突っ込んで底にある何かを探しているようですが、それは木材かも、石かもしれません。ただ何となく泥水で遊ぶだけで楽しいんです。
さてさて、楽しい時間が過ぎるのはあっという間です。morinosひろばにある木工場で小さなテーブルやイスをつくったお子さんもいましたが、みな急いで帰り支度をして、美濃市役所から来たお迎えのバスに乗って、学校に戻っていました。
今年もmorinosに来てくれた大矢田小学校2年生のみなさん、次はお家の方やお友だちと一緒に遊びに来てくださいね。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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