morino de van(森の出番)で岐阜県立東濃特別支援学校にお邪魔しました

開催した日:

morinosと住友林業との協働プロジェクト「morino de van(森の出番)」は、森林体験プログラムの教材をラッピングしたバンに載せて、各地の小中学校や保育園などに出向いてプログラムを届けます。

morino de van

今回は東濃地区の岐阜県立東濃特別支援学校を訪れました。
ここは4年まえから交流があり、今回は中学部2年生10名を対象に、学校に隣接した通称「TONOプレーパーク」と呼ばれる雑木林で森林体験プログラムを行いました。
入り口には大きなコナラがあり、1対の素焼きの狛犬が立っています。

狛犬 TONOプレーパーク

先生方からは、生徒が五感を使って葉っぱや木と親しむ活動に取り組み、TONOプレーパークをもっと好きになってもらいたいというオーダーをいただきました。

たき火を囲んで集まってもらい、スタッフの自己紹介をした後、さっそく最初のお題を出しました。
足元にはさまざまに色づいた葉っぱが落ちており、1円玉とちょうど同じ重さ=1グラムの葉っぱを見つけてもらいました。
朴葉ではちょっと重すぎ、コナラではちょっと軽すぎ、なかなかピッタリ1グラムの葉っぱは見つかりません。

葉っぱの重さ計測 ピッタリ1グラムの葉っぱ
何度か探すうちに「赤い葉っぱは1グラムに近い」ということに気づき、試してみるとなんとピッタリ1グラムでした。

葉っぱに注目するようになったら、今度は葉っぱを落としている木に注目してもらおうと、特製目玉シールを生徒のみんなに渡しました。木をよーく見ると、口や鼻、顔の形に見えることがあります。
目玉シールを貼るとあら不思議、森の中にたくさんの顔が出現しました。
これは先生にも参加していただき、童心に帰って遊んでいただきました。

目玉1 目玉2 目玉4 目玉3

最後にノコギリを使って足元に少し飛び出している切り株を切りました。
低い姿勢で切りにくかったけど、みんなが気持ちよく安全に遊べるように、一生懸命切ってくれました。

切り株切り

1時間余りの活動でしたが、最初に比べて森が明るく楽しそうな空間に変わっていて先生方もビックリ。

活動後の森

あっという間の1時間でしたが、子どもたちの楽しそうで満足した表情に、こちらもホッとすると共に、また届けたいとエネルギーをもらった気がします。生徒と先生の皆さん、ありがとうございました!

報告者:大武圭介(ウォーリー)NPO法人ホールアース研究所

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