はだしのトレイル18回目(今年8回目)
開催した日:
裸足研究の第一人者、金子 潤さん指導による『はだしのトレイル』、今日もトレイルづくりと裸足体験をして頂きました。
まず前回までに整備してきたトレイルの確認です。先月入れた落ち葉は約1ヶ月で、分解が進み見た目の嵩も減ってきています。足の裏感覚は「いい気持」になるような感じを受けました。
![前回までの施工地確認するみなさん](https://morinos.net/wp/wp-content/uploads/2022/11/kawajirihideki-2-600x800.jpg)
前回までの施工地確認するみなさん
本日の作業に必要な道具をナバ先生が出してくださいました。
唐鍬や剣スコ、熊手、枝切、剪定鋏、手鋸、ハンマーなど、これに加えて大きな丸太はナバ先生がチェンソーで切って下さいました。
![本日使用する道具類](https://morinos.net/wp/wp-content/uploads/2022/11/kawajirihideki-1-800x419.jpg)
本日使用する道具類
「はだしのトレイル」に入れる落ち葉は、すぐ横にある舗装路面の落葉を熊手でかき集めました。この現場には主に、クリの葉、ユリノキの葉、コナラの葉があったので、麻袋に詰め込んで現場に運びました。
![路面で落ち葉を採取するみなさん](https://morinos.net/wp/wp-content/uploads/2022/11/kawajirihideki-3-600x800.jpg)
路面で落ち葉を採取するみなさん
トレイルづくりは大筋を金子さんが指示し、それを受けて手慣れて来た仲間のみなさんが作業しました。
この場所は斜面の傾斜がきついので、近自然工法で利用する丸太の密度を高くしたそうです。一見すると丸太だらけのように見えますが、落ち葉や腐葉土をしっかり入れてあるため、予想以上に足の裏感覚が良く感じるのです。
![丸太設置する方と落ち葉を敷き詰める方](https://morinos.net/wp/wp-content/uploads/2022/11/kawajirihideki4-600x800.jpg)
丸太設置する方と落ち葉を敷き詰める仲間たち
大量の落ち葉と腐葉土をしっかり入れてくださるお陰で、予想以上に早く林地が解されて柔らかくなります。
入れた落ち葉や腐葉土にはトビムシなども含まれているため、早く分解されるだけでなく、ミミズ類も増え易くなるようです。
![大量の落ち葉を敷き詰める参加者](https://morinos.net/wp/wp-content/uploads/2022/11/kawajirihideki5-600x800.jpg)
大量の落ち葉を敷き詰める参加者
今日の現場ではツルグミが生えており、目立たない小さな花がたくさんついていました。
いつもは生えている植物も気にすることなく歩いている場所なので、こうした小さな花に気づき難いのですが、ゆっくりと作業をすることで気づくことができました。
![本日割いていたツルグミの花](https://morinos.net/wp/wp-content/uploads/2022/11/kawajirihideki6.jpg)
本日割いていたツルグミの花
ナバ先生は少し明るい場所で作業されていましたが、この場所ではトレイルのコースをどうすべきか4人で議論されていました。
現場に応じた作業が基本であるため、その場その場で作業内容が違うのです。近自然工法で用いる丸太はナバ先生がチェンソーで適寸に切り揃えて設置してくれました。
![もくもくと作業するみなさん](https://morinos.net/wp/wp-content/uploads/2022/11/kawajirihideki7-600x800.jpg)
もくもくと作業するみなさん
作業のしめくくりは金子さんによるトレイルチェックです。
今日の作業場所を足の裏で感じながら、評価されていました。
![本日の現場を確認する金子さん](https://morinos.net/wp/wp-content/uploads/2022/11/kawajirihideki8-581x800.jpg)
本日の現場を確認する金子さん
目で見るだけでなく、「足の裏で見る」と思えるように金子さんが微笑まれました。
この笑顔を見れば、ある程度良い仕上がりだったのだと分かります。
![近自然工法について説明される金子さん](https://morinos.net/wp/wp-content/uploads/2022/11/kawajirihideki9-612x800.jpg)
本日の現場を確認する金子さん
さて、今回で合計18回目、今年度8回目のトレイルづくりでしたが、参加者はみな前回の作業の成果を肌で感じているようでした。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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