「アカデミー教員プログラム 秋のきのこを見つけちゃおう」を実施しました

開催した日:

秋晴れの下、夏に続いて秋のきのこ観察会を11月5日(土)に行いました。
ゲストは再び森林文化アカデミー教授の津田格さん。6組12名が参加しました。

津田格さん

きのこガイダンス

最初に「そもそもきのこって何?」というガイダンスをしていただきました。
私たちが普段目にする「きのこ」は、様々な種類の菌糸が胞子を作って飛ばすための、いわば「花」に当たる部分。
また、栄養の取り方によって、「腐生菌(ふせいきん)例:シイタケ、ナメコ」と「菌根菌(きんこんきん)例:マツタケ、トリュフ」に分かれます。

きのこを見つけた子 クチベニタケ オオワライタケ

そんな基礎知識を聞いてから、さっそく森の中へ出かけてきのこ探しをスタート。
事前の下見では、ほとんど見つけられなかったきのこですが、目線が低いからか、子どもたちから「センセー、きのこあった!」という声が次々上がりました。
小ぶりなきのこがほとんどでしたが、オオワライタケは大人の手のひらほどの大きさがありみんなビックリ。

観察した後は丁寧に採取して、後で図鑑で調べることにしました。
匂いを嗅ぐとシイタケに似たものもあり、思わず「食べたい」という声も。

会場のテクニカルセンター前に戻ってきて、採取したきのこの同定を行いました。
専門家の津田さんでも「ちょっとわからないなぁ」というくらい、特徴が分かりづらいきのこもありましたが、子どもも大人も興味津々。

クラマノジャガイモタケ クラマノジャガイモタケを割った様子 
中でも、ジャガイモタケは津田さんもアカデミーでは見つけたことがないきのこで、名前の通りジャガイモに似た形で、切って割ると徐々に青色から褐色に変わっていく不思議なきのこでした。

ふりかえりの様子

大人も子どもも魅了してやまない「きのこ」。
きのこの不思議と魅力を再発見した観察会でした。

【参加者の声】※アンケートより
・キノコの名前を覚えれたし、実際に探せたことで勉強になりました!ベニタケの仲間をみつけられてよかった。娘はジャガイモタケを見つけることができて誇らしかった!とのことです。
・小1で難しい話を聞けるか心配もありましたが所々興味深く聞いていて覚えた事を帰ってからおばあちゃんに話したりしていました。山に入ってからは特に楽しそうで良い経験になったと思います。

報告者:大武圭介(ウォーリー)NPO法人ホールアース研究所

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