『秋みつけ』美濃市藍見小学校2年生
開催した日:
本日は美濃市の藍見小学校2年生のお友だちと保護者、先生方が『秋みつけ』で、朝からmorinosに来てくれました。
森の入り口で、マイマイがコナラのどんぐりと帽子、アラカシのどんぐりと帽子について、図鑑と併せて説明してくれました。アラカシの帽子は横じまだけど、アラカシのどんぐりは縦じまだよね。
山に登る途中、大きな葉を見つけたので、「この大きな葉を拾って持ってきて」と子どもたちにお願いし、その葉(ホオノキの葉)の大きさ比べをしました。
ついでに「このホオノキの葉は何か食べ物に使いますが、知っていますか?」と聞くと、「朴葉味噌」とか「朴葉餅」とか、「朴葉寿司」と答えてくれました。
次に、ホオノキの葉の大きさで並び替えをしました。一番小さな葉と一番大きな葉を持ったお子さんを両端に、その間を順に並びました。ホオノキの葉は光の受けやすさ、場所によって大きさが異なります。小さな葉は小さな葉なりの役割を持ち、大きな葉は大きな葉なりの役割を持つ。どれが優秀なわけではなく、みんながそれなりに頑張っていることを伝えました。
続いて、松ぼっくり比べです。
この森には大きな松ぼっくりをつける北米産のスラッシュマツと、もともと日本にあるアカマツがあります。その両者の松ぼっくりの大きさを見てもらって、次にリスが松ぼっくりをかじって、中の種子を採り出した痕のエビフライ状態のものを見てもらいました。
説明したスラッシュマツは針葉が3本ある「三葉松」というものであることを観察してもらいました。日本にもともとあるマツは2本か5本なので、これが外国産である証拠です。
このスラッシュマツの葉を使って「松葉相撲」をしてもらいました。
さてさて、森林文化アカデミーの自力建設『四寸傘』に到着したら、「秋みつけ」の材料探しと森林でのあそびタイムです。
まず始まったのは、落ちていた薪をスティックにした「薪のドラミング」です。リズム感の良いお子さんがリードすると、それに続けと他のお子さんも参加して、楽しいミニ音楽会が即興で始まりました。
数人のお子さんは、「葉っぱのステンドグラス」を楽しんでいました。
秋になると葉が黄色くなったり、赤くなったりするので、その葉を太陽に透かして色合いを楽しむのです。
ステンドグラスだけでは飽き足らず、葉をつなげて色合いを楽しむお子さんもいました。
定番の「ロープ渡り」は大人気、不安定な足場であるため、達成感が大きいらしく、1人で何回もチャレンジするお子さんたちが見られました。
運動神経の優れたお子さんは、上のロープを雲梯(うんてい)のように握って、手だけでぶら下がって進んでしました。
四寸傘に設置されたブランコも大人気で、順番待ちが絶えませんでした。
ゆらゆら揺れて、その先にある「アラカシの葉に手を触れることができるかどうか?」を競っていました。
下山の途中、お子さんが「リスの食べ痕」を見つけてくれました。
きっとリスがこの切り株で松ぼっくりを持って食べていたのだろうと想像できる状態になっていました。
お待ちかねのランチタイムです。
6つの班毎に芝生の上でお弁当を食べました。今日は天気も良く、最高のランチタイムになりました。
morinos名物のシャワー、お子さんたちは水で濡れることを気にしていませんが、同席された先生や保護者の方は気が気でない様子。
大人と裏腹にお子さんたちは笑顔でいっぱいでした。
モリノス山ではいつもの穴掘りと水流し、人たちが水を流したい方向に水路を作って、思い思いに楽しんでいました。
モリノス山の斜面に溝を掘れない部分は、半割したタケに水を流して楽しんでいました。
足元がドロドロになりながら、秋の1日を満喫していたのです。
最後に、morinosの建物を前に記念撮影です。
太陽でまぶしい中、頑張って記念撮影に応じてくれました。
藍見小学校2年生のみなさん、今日も1日遊びに来てくれて、ありがとう御座いました。
morinosはいつでも、みなさんのお越しをお待ちしています。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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