morino de vanによる出前講座『黒野こども園』
開催した日:
みなさん、こんにちは。
morinosでは出前講座用車輛morino de van(森の出番)で県内各地に出掛ける一環で、本日は岐阜市黒野の『黒野こども園』に向かいました。
朝一番にmorinosからスージーとJIRIが黒野こども園に到着。
さて本日は①ファイヤーピットによる焚火体験、②丸太を伐ってジグソーパズルづくり、③木と木をつなぐロープ渡り、の3本立てです。
スージーは焚火担当、JIRIはロープ担当、丸太切りとパズルづくりは保育士の先生が担当する形で、午前中めいっぱい遊んでもらいました。
「焚火」は黒野こども園のお子さんたちが、お散歩などのついでに集めてきてくれた小枝、落ち葉を、ファイヤーピットに積み上げてくれました。
よく乾燥したクリの枝や葉が多く、一部はアベマキのドングリやクリの毬もありました。
子どもたちがマッチを擦って2台のファイヤーピットに火をつけます。マッチの擦り方や炎の保持方法を自分で学びます。
最初はなかなか火がつかないと予測していましたが、1人1回マッチを擦って2周目になると着火できるお子さんが登場。
体験を重視しているので、お子さんたちがどうすれば着火しやすいのか気が付くまで、地道に辛抱して安全管理に徹した結果、2つのファイヤーピットはなかなか着火しません。
擦ったマッチの炎がすぐに消えたり、マッチ棒が折れたり、それでもさお子さんたちは何度もチャレンジしてくれます。
火のつけ方をお子さんに聞きながら、スージーは安全管理に徹しています
さてさて、単に火をつけるだけはもったいないので、クリやドングリも焼きました。
保育士の先生たちの発案で、「べっ甲飴」づくりにも挑戦しました。これがお子さんたちに大人気、あめ色になるまで待てないで、透明の状態でも「美味しい」と言いながら食べていました。
今回の丸太はヒノキとアカメガシワを用意しました。アカメガシワは直径8cmと細く、ヒノキは直径18cmと太かったのですが、お子さんたちの多くはヒノキの丸太から円盤を切り出していました。
ここで利用しているノコギリは2人挽きのもので、真ん中で保育士の先生がバランスをとり、2人のお子さんたちが左右でノコギリを操作していました。
10分ほどかけて一枚切り出すお子さん
お子さんたちがヒノキを選んだ理由が、おが屑が「いい香りがするから」とのこと。
下の写真の子さんたちは、自分で切った円盤の香りを嗅いで、「いい臭い」と何度も言ってくれました。
アカメガシワの円盤に絵を描いて、それをハンマーでたたいて割ることで「円盤ジグソーパズル」が完成します。
お子さんたちは自分で切った円盤の両面に、顔やお花などの絵を描いており、それを割ることで組み立てる際の目安にするのです。
下の写真はアカメガシワの円盤に、赤い★と黒い★を描いたものです。
この裏面にはお母さんの顔が描かれていました。
「黒野こども園」の園地にあるクリの木からサクラの木に渡すロープを渡っていきます。
1回目は足を載せるロープと手で握るロープをずらして設置したため、体が前のめりになって不安定でした。それでも10回以上ロープを渡ってくれるお子さんもいました。
ロープ設置から1時間経過しましたが、依然として順番待ちの長い列ができていました。
子どもたちはロープが少し不安定なのが良いようで、渡り切ったことを報告してくれました。
体幹が鍛わる最高の遊び胴になりました。
1時間30分ほど経過すると、お子さんたちから「別のロープもつくって?」と依頼がありました。
そこで白い金剛打ちロープを設置して、それにぶら下がるようにしました。これまた大人気なのですが、こちらのロープはすぐに伸びるため、何度も締め増ししました。
赤いロープは特殊なロープなので結びやすく、伸びづらく、使いやすいものです。
子どもたちが2時間ほど載って遊んでもいい感じでした。
最後にロープを回収していると、「どうして外しちゃうの! もっと遊びたいのに!」と言われてしまいました。
さて今回のmorino de vanによる出前講座、来年度も教育委員会などを通して募集する予定なので、是非、応募してみてください。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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