第17回 はだしのトレイル(今年度7回目)
開催した日:
昨年2021年から実施し始めたmorinosでの『はだしのトレイル』づくり
山梨の金子潤さんの指導の下、有志によるトレイルづくりと改修工事を実施しました。
今回のはじめ参加の方がいるので、実施している内容の概要説明をしてもらいました。
そして各自が「足の裏スキャン」して事前データ収集。
立ち上がった状態と椅子に座った状態の、2種類のスキャンを行い、体圧のかかり方などを記録しました。
測定の合間にも金子さんから、いろいろな説明がありました。
「人間は自然が遠ざかると病気が近づく」話し
「土の5原則」
①背景を考える ②土をかき乱さない ③土を覆う ④多様性を高める ⑤生きた根を保つ
それに、⑥動物を組み込む 新しい「土の6原則」を紹介。
裸足で歩くBear Foot では、「Sensory Experience」という言葉が使われるので、みんなで裸足になって、前回までの作業を確認しに行ました。
砂の上、ヒノキの球果の上、マツの葉の上、樹皮の上、小石の上、泥の上を通って丸太の木口面の上を歩き、林内に入りました。
現場に行ってみると、意外なほどふかふかした林床に驚き。昨年までは前回作業した場所が1ヶ月経過後に歩いてもあまりふかふかしなかったのに、今年はいい感じです。
そして上の方に行くと、なんとビックリ、イノシシ🐗が掘り起こしている場所がありました。そこで金子さんが「これは土の5原則に加えた”⑥動物を組み込む”ができているね!」と話されていました。
現場の状況を全員で把握したので、腐葉土や落丁、小枝を集める集団と、現場で土壌改良の下準備をする集団に分かれて作業開始。
最近降った雨の影響で、水道(みずみち)ができている場所の確認をして、その周辺の粘土質土壌を改良しながら丸太で「近自然工法」を実践しました。
腐葉土や落ち葉運びを手伝ってくれたお子さんは、敷き詰めたふかふか落ち葉の上で一休み。作業しながら落ち葉の上で気持ち良いひと時を過ごす。
これも大切な時間です。金子さんは手伝ってくださる皆さんに、作業のポイントを説明するものの、基本的に個人のペースで作業を進めます。
今日は近自然工法に用いる丸太が足りなかったので、JIRIやナバさんが林業で伐採したヒノキの葉節材(枝がたくさんついていた幹上部の細い部分)の丸太を運び、それを参加者の皆さんが適寸に手鋸で切ってくれまいた。
作業の途中でお子さんが、「この丸太は何年生かな?」と年輪数を数えたりして、作業自体がお子さんにとっての学びに直結です。こうして1日の作業が続きました。
さて、まだまだ作業は続きますが、明日、15日土曜日は一般の方々がこの場で「はだしのトレイル」体験をされる予定です。興味をお持ちの方は、是非一度、このトレイルを裸足で歩いてみてください。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529