森でごろ寝しながら夜空を眺め、ピアノ演奏を聴く。
そんな普段できそうもない音楽会を、10月9日（日）に実施し35名が参加しました。あいにくの雨模様だったため、室内（森の情報センター）での実施となりました。

ゲストは昨年度と同じピアニストの山口佳子さん。晴れていれば満月に近い月明かりが楽しめたため、月や星にちなんだ選曲で演奏を行いました。

開演前に参加者それぞれが好きな場所にシートを敷いて寝袋に入り、リラックスした状態で聴いてもらいました。山口さんからも「普段の音楽会とは違って、気持ちよかったら寝てくださいね。」と声がけがありました。

ヴェートーベンのピアノソナタ「月光」やバッハの「主よ人の望みの喜びよ」といった耳馴染みのクラシックから、子どもにも人気のジブリアニメのテーマソングまで、全11曲が演奏されました。
薄暗くした室内でスクリーンに月や星空が映し出される中、参加者はお気に入りの場所とスタイルで一夜限りの音楽会を楽しんでいただきました。

特に子育て世代にとって、夜の森で音楽を聴く体験というのはとても貴重で、また求められているということが分かりました。今後も音楽を通して人と森をつなぐ機会を創っていきたいです。

報告者：大武圭介（ウォーリー）NPO法人ホールアース研究所

（参加者の声）※アンケートより一部抜粋
・お天気が残念でしたが、リラックスして音楽を聴け、映像を見ながらその世界に浸ることが出来ました。とても有意義な時間でした。子育て中は、余裕がなくこの催しがあったら飛びついていただろうと思います。
・行きの車で子どもたちが昼寝してしまったので大人しくしていられるか少し心配でしたが最後まで楽しんでいました。外で開催できなかったのは残念でしたが、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
・またこのような会を開催していただけたら、ぜひ参加したいです。