「夏にきのこを見つけちゃおう」実施しました

開催した日:

例年になく短い梅雨が明け、猛暑となった7月2日(土)、定員15名のところ、40名を超える応募があり、19名の参加者で「夏にきのこを見つけちゃおう」を実施しました。

きのこ看板
ゲストの津田格さん(森林文化アカデミー教授)の専門はきのこ。
最初に「そもそも、きのこって何?」というガイダンスをしていただきました。

きのこガイダンス

私たちが普段目にする「きのこ」は、様々な種類の菌糸が胞子を作って飛ばすための、いわば「花」に当たる部分。
また、栄養の取り方によって、「腐生菌(ふせいきん)例:シイタケ、ナメコ等」と「菌根菌(きんこんきん)例:マツタケ、トリュフ等」に分かれます。

そんな基礎知識を聞いてから、さっそく森の中へ出かけてきのこ探しをスタート。
目線が低いからか、子どもたちから「センセー、きのこあった!」という声が次々上がりました。
1週間ほど猛暑と空梅雨の影響で、きのこにとってはシビアな環境。すっかり干からびてしまったもの、出かかっても大きくなれないもの、「これがきのこ?」とビックリするものもありました。

きのこ観察

観察した後は丁寧に採取して、後で図鑑で調べることにしました。
匂いを嗅ぐと「カブトムシの匂いがする」「メープルシロップだ!」と、種類によって全く違うことに驚きました。また、押すと胞子が飛び散る「ホコリタケ」は大人気でした。

コテージ脇の「みさきのちゃや」で、採取したきのこの同定を行いました。
専門家の津田さんでも「ちょっとわからないなぁ」というくらい、特徴が分かりづらいきのこもありましたが、子どもも大人も興味津々。形や色、匂いの違い等、きのこの魅力と不思議を堪能しました。
秋にはどんなきのこが顔を見せてくれるのかなぁ。今から楽しみです。

【参加者の声】※アンケートより
・小学生の息子、参加中はきのこや虫探しを楽しんでいました。帰宅後、「なんで毒きのこと食べられるきのこがあるんだろ」「胞子吸い込んじゃったけど体の中できのこ生えないかな」など、疑問や感じたことを話してくれました。自分で調べるきっかけになったらいいなと思います。
・今日はありがとうございました。とても楽しかったです。最初にきのこの基礎知識を教えてもらえて、観察する準備ができて良かったです。少人数で、先生に質問しやすい雰囲気だったのも嬉しかったです。

報告者:大武圭介(ウォーリー)NPO法人ホールアース研究所

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