とうとうやって来た謎の白い卵塊
開催した日:
今日、「モリノスひろば」にある池の端で、両手のひらに乗るような大きさの白い泡の塊が落ちているのを、遊びに来てくれたお子さんとサニーが見つけてレスキューしてくれました。
「JIRIさん、これはなに?」と持って来てくれたので、「これは池の壁面付近にあればシュレーゲルアオガエルの卵塊、樹上にあったならモリアオガエルの卵塊」と答えて現場場検証。
もともと5年ほど前、この付近にナバさんが作った池があった時に、モリアオガエルが産卵に来てくれたことがあります。
今年も春先からモリアオガエルらしき鳴き声が聞こえていたので、サニーが中心になってみんなで「カエル池」と「人間の池」を作って、産卵に来てくれるのを心待ちしていました。
今回発見してくれた卵塊は、スージー探偵とサニー探偵の推測から、下の写真の〇印のコナラの枝から落下したものと結論付け、「そうなればモリアオガエルの卵塊だね」となりました。
モリアオガエルは、基本的に池や水たまりの上に張りだした木の枝などに、オスが後ろ脚でかき回してつくる泡の塊の中に、メスが産卵します。この白い塊は表面は少し硬くなり和紙のようにパリパリになりますが、その中では卵から孵化したオタマジャクシが育ち、その後に下の水面に落下して、次の生活が始まります。
発見時、地面に落ちていたため、一部の卵や生まれたばかりのオタマジャクシは乾燥してしまっていました。
卵の大きさは直径2.5mmほど、孵化(ふか)したばかりのオタマジャクシは8mmほどに育っていました。
乾燥してしまった卵と赤ちゃんオタマジャクシ
万が一、モリアオガエルではなく、シュレーゲルアオガエルであったとしても、水の上に卵塊を置いておけばオタマジャクシが池に落下して生育できるだろうと考え、即興の樹上ベッドを作りました。
遊びに来た子どもたちに踏まれないよう、JIRIが得意のロープワークを駆使して麻ヒモで樹上ベッドをつくり、池の上に吊るしました。
最後に、この卵塊はスタッフだけでなく、これまで池を作るのを手伝ってくださった多くの方々にとっても貴重な卵塊です。どうかここから元気がオタマジャクシが孵(かえ)って、カエルとなって山に帰っていくことを一緒に見守って下さい。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
開館時間:10:00 〜16:00
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
電話番号:0575-35-3883 / FAX:0575-35-2529
Address : 88 SODAI, MINO-SHI, GIFU-KEN, ZIP #501-3714 JAPAN
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529