『ロープワークは一日にしてならず』関市公立保育園保育士さん
開催した日:
morinos「出前講座」の一つ、関市公立保育園の保育士さんに対するロープワーク講座。
今日は関市内の10園から集まられた約60人の先生方にJIRIが、実践で利用率の高いロープワークを伝授しました。
本日のメニューは、①Bowline(もやい結び)、②Clove Hitch(巻き結び)、③Double Fisherman’s knot(テグス結び)、④Square knot(本結び)、⑤Figure knot(8の字結び)、⑥Prusik knot(プルージックノット)、⑦Girth Hitch(ひばり結び)、⑧Sheet Bend(一重結び)、⑨Butterfly knot(中間者結び)、⑩Tautline Hitch(自在結び)、⑪あぶみ縛り、それにTrucker’s Hitch(南京結び)や角縛りも紹介。
Double Fisherman’s knot(テグス結び)でも何でも、ロープワークはドレスアップすることが重要。
そこでどのようにドレスアップするのか、それをしっかり実践で学びます。そして出来上がったループを使って、Prusik knot(プルージックノット)してドレスアップしないと、どのように反応し、ドレスアップすればどのように反応するのか確認します。
Clove Hitch(巻き結び)は単に結びができれば良いのではない。結びが動かないようにするためのちょっとした工夫、それが重要です。どうすれば動かなくなるのか。エンドノットは当然ですが、そうしなくても動かなくなることを説明しました。
保育士の先生たちは角材や自分の足を利用して、課題である結びを再現していました。
三角巾や風呂敷で活用されるSquare knot(本結び)、これの特徴を紹介して、参加者同士で学んでもらいました。ロープワークは日常での利用によって自然と身につくだけでなく、その応用も広がります。参加者同士て話しながら練習すると、より一層うまくなります。
異なる直径のロープをつなぐ場合、Double Fisherman’s knot(テグス結び)でつなげば、継いだ部分が緩みにくくなります。
また簡単につなげてある程度の強度を得たいならばSheet Bend(一重結び)が良いとか、それぞれの特徴を解説しながらロープワークを進めました。
ロープの途中で固定式の輪をつくるButterfly knot(中間者結び)は2種類の作り方を説明しました。
空中で2回ひねって回し入れる手法と、手の平に3回巻き付けたロープを動かす方法を実施後に、参加者同士で学び合ってもらいました。的確にロープワークできるようにあれば、次の段階が他の人の指導です。こうして益々ロープワークが上達します。
ロープワークは理解した上で成功するならば問題ありませんが、一番困るのはなんとなく成功している人がいることです。
どうしてそうなるのかを理解しないままで来ていても、間違った時にそれが間違っていることに気づけないばかりか、修正方法も分からない。これが一番困ります。
運よく成功するのではなく、失敗することで学ぶ機会をつくる価値もあるのです。
今回も多くの保育士さんが、自主的に参加して下さいました。多くの仕事に忙しい中、子どもたちにより多くの自然体験活動を提供できるように学ばれているのです。
今回ご参加のみなさん、今日も暑い中、苦労様でした。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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