「みる観る描ける!自然アートワークショップ」オンラインで実施しました

開催した日:

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの実施となりました。
ゲストにソダテルLABOの宮崎喜一さん、名川敬子さんを迎え、zoomを使って映像を配信しました。岐阜県内から10名が参加しました。

オンライン風景1

ソダテルLABOは、
「どんな時代も自分の力で拓いていけるように、芸術や自然を軸に、自ら考える力を自ら耕していく」
「学校でも家庭でもなく、学校にも家庭にもつながる、もうひとつの学びの場」
を標榜し、幼児から大学生まで幅広い世代を対象とする、少し変わったアートスクールです。

前半はゲストの2人からソダテルLABOの紹介と、身の回りにある青色を探すアクティビティを実施しました。
スライドで活動概要を紹介した後、早速自己紹介を兼ねたアクティビティを実施。
お題は、身の回りにある『青色のもの』を探して持って来る、というもの。

参加者の皆さん、カメラの前からいったん離れて、部屋の中からいろいろな「青色のもの」を持ってきました。
ペンやボトルの他、おもちゃ、お気に入りの洋服やスケッチブックなど様々な「青」が画面越しに集められました。
実はこの青色集め、オーストラリアに棲息している「アオアズマヤドリ」の生態にちなんだものです。
この鳥は、メスにアピールするために、オスが青色のものを集めて巣の周りに飾るそうです。

オンライン実施風景2

宮崎さんから、「特定の色や形にフォーカスを当てることで、自分自身の感性を磨くことになる。」というコメントが。

休憩をはさんで後半は、いよいよクレパスを使った重ね塗りの実践です。

名川さんの実演&指導の下、赤・青・黄の3色と白のクレパスだけを使って、事前に送っておいたアベマキの枝を描きました。

触るように描く
最初に3色のうち2色を使って、重ね塗りによる色づくりを実験してもらいました。
黄色と赤を重ねて混ぜるとオレンジ色に、青と黄を混ぜると緑色に。
重ね具合で微妙な色合いが表現できることに、皆さん驚いたようです。

また、描く時のポイントとして、①黄色から塗り始める、②触っているように手を動かす、③白も重ねてみる、3点を挙げていただき、早速「色混ぜの実験」がスタートしました。

参加者が黙々と描いている間、名川さんからは「自然体験が豊富な子どもの絵は、生き生きした表現です。例えば、サクラの花びらが上から降ってくるような絵を描きます。体験がないとこうした表現はできないですね。」と。

3色で描いた切り株

30分後、それぞれが描いた作品を紹介していただきました。
参加者の1人は、「初めて3色と白だけで描きあげた。30分くらい集中して描いている中で、もうこれくらいかなと思っていたが、ずっと見る中でいろいろな表情を発見することができた。」と驚きと満足が入りまじった表情でした。

「最初はうまく描こうとか考えがちだけど、描いているうちに対象物にどんどん迫っていく感覚を、描くことで味わってほしい。」(名川さん)

作品発表

最後に画面越しだけど、全員で作品と一緒に記念撮影をしました。
オンラインでできることは限られますが、逆にオンラインならではのメリット(自宅から気軽に参加できる等)や、可能性も実感できました。
次は、森の中で葉っぱなど自然素材を集めて、じっくり描いてみたいです。

【参加者の声】※アンケートより一部抜粋

・「実験しよー!」という言葉は、表現するときの壁を壊してくれる素敵な言葉でした。3色のクレパスだけで物を描くのは初めてでしたが、固定観念が外れました!3色とその時々で出てくる色、感情をつかまえて絵を描いていく楽しさを実感しました。
・初めてのオンラインでのプログラムでしたが、自宅でゆったりと参加できて良かったです。子持ちには子どもを預けたりしなくていいので、参加ハードルが下がりました。他の皆さんの作品もモニター越しでも素晴らしさが伝わりました。

報告者:大武圭介(ウォーリー)NPO法人ホールアース研究所

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