『TONOプレーパーク』東濃特別支援学校での活動
開催した日:
今日は東濃特別支援学校横の山に設置された『TONOプレーパーク』で森あそびをしてきました。
ここは3年前から交流があり、今回は学校で設置され、生徒さんが整備してきた森でのあそびや、プラスアルファで森林整備のと手伝いをしてきました。
今日はナバさん、JIRIさん、一九さんが行きましたので、どんな森あそびをするのかをみんなで相談しました。
みんなで歌を歌いながら、わいわいあそぶための、アイスブレイキングをしました。
次に生徒が用意してくれたあそび3種類についてお聞きすると、①落ち葉プール、②いぐいぐ、③ウォークラリーです。
面白かったのは指導されている先生のお言葉が、バイバリの美濃弁、例えば「回しした(支度した)、「なぶった(さわった)」などなど、地域色あって「ぶふふ」という感じでした。
私は最初に、「落ち葉プール」を体感させてもらいました。
利用にあたって「ルール」や「あそび方」の説明をしてくれました。そして落ち葉にGOです。思いっきり飛び込んで泳ぐと、落ち葉をたくさん掛けてくれました。
手づくりの説明書きがなんとも味があっていいです。
次に生徒さんに飛び込んでもらって写真撮影させてもらいました。
この場所は最初に地面を掘り、みんなでブルーシートを広げて落ち葉を集め、ここに集積したとのことで、落ち葉の厚みは50cm以上ありました。
落ち葉のプールは暖かいため、今日のような寒い日には楽しいです。彼は率先して落ち葉のプールに浸って、しばらくは温泉のように楽しんでいました。
ここの落ち葉は、コナラが最も多く、次いでタカノツメ、アカマツで、ふかふかして気持ちがいいのです。
次に体験させてもらったのは「いぐいぐ」です。
この「いぐいぐ」と聞いて何を想像しますか? なんと消防署が古くなったレスキューロープを分けて下ったそうで、それを先生と協力して上から見ると三角形になるように、ロープ固定したものでした。
ロープの上に立って足と手を動かすと「いぐいぐ」の意味が分かるんです。
この「いぐいぐ」は体幹が相当鍛わるそうで、みなこれをいぐいぐするようになったら、体力が増したそうです。
楽しい遊びで体力増進とは最高です。みんな群がるように遊んでいました。
場所を変えて谷に降りていくと、マメガキがなっていました。
「上を見て、カキがなっているよ!」と声をかけると、みんなで木をゆすって果実を落とし、食べていました。先生の一人が少し食べて「甘~ぃ! いや 渋~ぃ」と言いましたが、生徒も挑戦して渋みを体感していました。
次に3つ目の「ウォークラリー」です。
この場所はTONOプレーパークの楽しさを聞きつけた小学生に、彼らがゲーム指導した場所だそうで、それを私たちも体験させてもらいました。場所場所で説明カードでしっかり説明してくれ、4箇所のチェックポイントがあること、チャックポイントで集めた図案を張り合わせると動物ができることも説明してくれました。
2つのチェックポイントで探したものを張り合わせると、なにやら顔っぽいものが見えてきました。あとは④と②のチェックポイントで見つけるカードを張り合わせると動物が完成します。
このゲームも彼らが考えたなかなか面白いもので、最終的にキツネが出来上がります。
ウォークラリーの最終ポイントでは、「またきてね💛」のカードを見せてくれながら声を掛けてくれました。
しろいろ難しいポイントを入れたり、図案を組み合わせる仕組みなど、創意工夫が随所に感じられるウォークラリーでした。
最終ポイントでの声掛けをする生徒さん
他にも様々な進歩がありました。
昨年は無かった坂道の「階段」です。これは生徒の中に歩くのが少し苦手な生徒さんがいるけど、みんなで目的地に行くにはどうしたら良いかを生徒さん自身が考え、「学校の階段が下りれるなら、自分たちで階段を作ればいい」と言い始めて、寸法を測り、そこに適した木を伐って、作ってくれたそうです。
先生が作ったものは椅子付きのジップラインです。
これはチルホールでロープを引っ張って緊張させ、固定したものでした。生徒さんには大うけです。
ジップラインを楽しむ生徒さん
ハンモックも設定しました。これは一人で楽しむ生徒さんだけでなく、写真のように友達同士で楽しく乗っている光景も多くみられました。
やっぱ「ゆらゆら」気持ち良いみたいです。
最後にみんなで終わりの歌を歌って、「ありがとう御座いました。」「パチパチパチ」と拍手して、森の出口で「お邪魔しました。」とあいさつして教室の戻ったのでした。
今年で3年目の交流ですが、いつもとは違って、今回は生徒さんが作ったものを一緒に体験させていただくこととしました。しかし3年間での変化は大きいです。生徒さんだけでなく、先生も相当進化しておられ、わくわくする森体験を終えることができました。
ちなみ生徒さんが帰られた後には3人で森林整備のため、枯れたアカマツを5本ほど伐採して、今後の安全確保につとめました。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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