可児市旭小学校5年生『えがおの森』活動
開催した日:
岐阜県可児市の旭小学校の5年生が北姫財産区の広葉樹林『えがおの森』で「森あそび体験」をしました。
今日はmorinos出前講座です。ここは10年以上前から北姫財産区のみなさんと旭小学校で楽しんで来られた『えがおの森』なのですが、近年は少し停滞気味とのことでした。そこで活動再開をお考えの校長舘林先生や学年主任の纐纈先生からのご依頼を受けて、morinos主導で楽しい森の時間を過ごしてもらいました。
今回、5年生はクラス毎に事前に「生きもの」「環境」「森遊び」というテーマを考えてきているので、まずはこの森に来る最も大きな生きものイノシシについて、足の剥製や頭骨標本で学んでもらいました。
続いて以前に子どもたちは菌打ちをしたコナラ原木を見に行くと、見事なシイタケが出ているではありませんか。立派なシイタケが出たことに子どもたちも大満足。
今日は環境を考えるお子さんたちは、森林環境を変化させる体験として、2人挽ノコギリによる伐採体験をしました。この伐採には北姫財産区の方々に伐採して良い木かどうかを確認し、その補助もして頂きました。全員が初めて木を伐るため、伐採といえども新鮮な体験だったようです。
また手助けして下さる財産区の方にとっても、子どもたちと共同作業するのは初めてとのことで喜んでおられました。
切った木は遊んだり、持ち帰ったりするのに適した大きさに切り分けます。
このノコギリは押しても、引いても切れるような鋸刃をしているため、意外と簡単に切れていました。
子どもたちが伐り分けた木で何やら作っていました。
「これ何するもの?」と尋ねると、「ブタの丸焼きをつくるやつ」と即答。そうんな美味しそうな想像をしながら木を切っていたのかと思うだけでも面白い。子どもたちの発案は無限です。実に面白い!
ロープで遊ぶグループはコナラやリョウブ、アオハダなどの幹にロープを張り、その上を歩くアスレチックのような遊びに夢中でした。
最初に1回だけロープ渡りを体感したら、次はJIRIと子どもたちで新しいコースに掛けなおしです。ロープにテンションを掛けるのは子どもたち自身で引っ張った状態です。
何度も使っているとロープが緩んで下垂してきます。それもそのはず、ロープテンションは子どもたち5人ほどが引っ張った程度ですので、仕方ありません。しっかり張った状態よりも、少し緩んだ方がフラフラして体幹が鍛わるし、なんといっても不安定で楽しいようです。
午前中1限目からお昼ごはんまでの間、様々な森活動をして、13:00ごろには旭小学校の学校給食を頂きました。この部屋は担任以外の先生が昼食をとる場所とのことで、子どもたちとは別の部屋でお昼ご飯を頂いたのです。
昼食後は校長先生や学年主任、そして担任の先生方と、来年以降の『えがおの森』活用について意見を交わして、帰路についたのです。
今日は旭小学校のみなさん、先生方、北姫財産区のみなさん、ありがとう御座いました。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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