いび森のようちえん こだぬき『ロープワーク』を学ぶ

開催した日:

 岐阜県揖斐川町の谷汲緑地公園をメイン会場に活動しているいび森のようちえん こだぬきのみなさん。

 今回はそこで活動されているお母さんやお父さん方のご依頼で、出張morinos講座『ロープワーク』です。最初にロープの種類、綿の三打ちロープ(3本撚りロープ)の特質や、登山ロープで利用されるダイナミックロープやケービングなどで利用されるスタティックロープの特徴なども説明。

ロープの種類について解説するJIRI

ロープの種類について解説するJIRI

 

 最初は三打ちロープ末端のクラウンノット&バック・スプライス(Crown Knot & Back Splice)から始まり、アイ・スプライス(Eye Splice)を実践。

 しかし多くのみなさんが、このスプライスに大苦戦していました。細いストランドを差し込む場所や順番がずれれば、失敗してしまいます。参加者同士で学び合いながら、なんとか全員完成させることができました。

クラウンノットを教えあっている参加者

クラウンノットを教えあっている参加者

 

 続いては、Bowline Knot(ボウリンノット)です。これはブーリンノットとか舫い結びとも呼ばれるものです。次はClove Hitch(クローブヒッチ)で、これもインクノットとか巻き結び、徳利結びと呼ばれます。

 「ノット(knot)」、「ベンド(bend)」、「ヒッチ(hitch)」の違いを説明しながら、日常にも利用できるロープワークを学びました。

プルージックについて説明するJIRI

プルージックについて説明するJIRI

 

 ダブルフィッシャーマンズノット(Double fisherman’s knot)はテグス結びとか電車結びとも呼ばれます。これは作るときに巻き付け方を反転させるのがポイントです。

 次はSquare knot(スクウェアノット)です。これもReef knot(リーフノット)とか本結びとか呼ばれますが、帯留めや風呂敷の縛り方も同じです。これは三角巾を縛るときに重要な方法であることも学んでもらいました。

ロープワークの手順を説明するJIRI

ロープワークの手順を説明するJIRI

 次には末端処理としてのエンドノットに有効なFigure-eight knot(フィギュアーエイトノット)ですが、これは日本では8の字結びとも呼ばれます。今回はダブルフィギュアーエイトノットをつくりドレスアップも学びました。

 この他にも、Prusik Knot(プルージックノット)、Girth hitch(ガースヒッチ)&Cow hitch、ひばり結び、 Sheet Bend(シートベント)一重(いちじゅう)結び、一重つぎ、はた結び、 Butterfly Knot(バタフライノット)、ラインマンズノット、中間者結び、 Tautline hitch(トートラインヒッチ)、自在結び、 Trucker’s hitch(トラッカーズヒッチ)・Wagoner’s hitch・南京結び、あぶみ縛りなどを学びました。

バタフライノットを教えあう参加者

バタフライノットを教えあう参加者

 

 さてみなさん、明日からは練習で利用したロープ類で毎日練習して、森のようちえん活動やプレーパーク、キャンプで有効利用できるように頑張ってください。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

 

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