『はだしのトレイル』つくってまぁ~す‼

開催した日:

 先日オープンした『はだしの広場』から続く、『はだしのトレイル

 今回も金子 潤さんの指導で、「森のさんぽみち」入り口からのトレイルづくりを実施しました。

 作業は落ち葉集めや炭づくり、焼き杭づくり、丸太切り、そして設置など、昼食時間を忘れるほど一生懸命いい汗を流しました。

はだしのトレイル

はだしのトレイルを作る仲間たち

 

 まずトレイル作業の前に、昨日のうちに金子さんが演習林で採取して来た森林土壌3種類を観察。

 ①60年生ヒノキ林の土壌(これは弱酸性化した粒状構造で、ヒノキの細根と小さな礫が混じっていた)、②尾根筋のアカマツ林樹林下の土壌(これは堆積したマツ葉のお陰で、ヒノキ林よりも好い土壌ですが、少し塊状構造も見られた)、③大きなチャートの基岩上のコケ(苔)類と落ち葉の堆積層(これが最も柔らかく、香りも腐葉土の香り)

 金子さんや数人の参加は、この土壌を少しつまんで味見をしていました(みなさんは決してマネしないでください)。

土壌見本の味見をしている参加者(決してマネしないでください)

 

 続いて、室内で金子さんによるお話。

 本日の作業内容や「近自然工法」、土壌の団粒構造、菌根、根っこについて説明されました。

今日のトレイルづくりについて説明する金子さん

 

 大地の毛細血管である『団粒構造・菌糸・根っこ』を育てるためには、「水」と「空気」が動かないと意味が無いよね。

 そのコツは「分散」させ、「浸透」させ、「蒸発」させること。

 ではそれを具体的どのようにやればいいのか・・・を解説されました。

はだしのトレイルに必要なこと

 続いて、『近自然工法』について学びました。これは合同会社 北海道山岳整備で公開されているもので、北海道だけではなく小笠原の登山道整備などでも利用された手法です。歩道に自然木(丸太)を用いる。これは普通ですよね。特徴的なのは①丸太を普通の階段状に配置するのではなく、ㇵの字、逆ㇵの字にする。 ②丸太は歩道幅より少し長めに、こうした考えで現場の石を利用して、水の流れや、足の置き場などをを勘案します。

 話が終われば、さっそく作業の準備で杭づくり、作った杭は焼き杭に、他の人は大量の落ち葉集めに向かいました。

はだしのトレイルに使う焼き杭づくり

 

 大量の落ち葉はプラタナスやコナラを、腐葉土的なものはコナラやアラカシなどのものを集め、シートに乗せて運んできました。

はだしのトレイルに用いる落ち葉など

 

 今回は「森のさんぽみち」の看板から林内に入る部分を整備します。

 ここでは金子さんと参加者でルート確認、植生確認、斜面向き、降雨時の表面流の動きを予測して、最終的に金子さんがどこに丸太を置くべきかを判断していきました。

はだしのトレイルのルート決定

 

 降雨時の水はどう動くのか。水が集中することなく分散させるにはどうすべきか。

 林地のどこを水が流れるのか確認しづらかったので、バケツの水を流してみて、水の動きを確認してから、水が分散するようにルートを決めました。

水を流してルート決定

 

 歩道は「近自然工法」を参考に、丸太をㇵの字逆ㇵの字に組んで、丸太が土壌面に安定するよう唐鍬などで整備しました。

 土壌を掘り込んで安定させた丸太の段差が広くなり過ぎないよう、落差20cmほどに調整しました。

丸太をㇵの字、逆ㇵの字に設置

 

 丸太の固定出来たら、落ち葉や炭、腐葉土をかぶせていきます。

 大量の落ち葉を入れたつもりでしたが、しっかり突っ込んで現場土壌と馴染ませ、押し込んでいくと予想以上に目減りしてしまいました。

はだしのトレイル

 

 金子さんによると、木炭はマイナスイオン系、森林土壌の構成物の多くがプラスイオン系なので、木炭を丸太の下に敷設したり、腐葉土などと混入させたりして土壌菌や土壌昆虫、溶存酸素が増えるようにするそうです。

丸太の下に敷く木炭

 

 仕上げとして、金子さんがトレイル全体の落ち葉にも木炭を混ぜて、最終的に丸太の安定具合を修正されました。

 人が作ったとはいえ、極力自然の風合いになり、環境に配慮できればいいですよね。これからの変化が楽しみです。

トレイルの仕上げ風景

 

 さて、今回も短い時間でしたが集中してトレイルづくりに取り組みました。金子さんをはじめ参加者の皆さんのお陰でまた一歩変化が見られました。ご協力誠にありがとう御座いました。

 トレイルづくりはまだまだ続きますので、こうご期待ください。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

 


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