大矢田小学校2年生『秋みつけぇ~!』
開催した日:
今日は美濃市立大矢田小学校の2年生がmorinosに来てくれました。
朝9時にmorinosに到着して、午前中は森に「秋の宝さがし」に出掛けました。森の入り口でコナラの幹に手を当てて「お邪魔します」と元気に山に入って行きました。
途中で拾った大きな葉っぱ、表は茶色で、裏は白っぽい。
「これ何の葉?」「岐阜県ではこの葉っぱでお寿司を包んだり、お餅を包んだり、お味噌を焼いて食べたりする」と説明しても、何の葉っぱなのか分からないのでした。
この葉っぱは「ホオノキ」という木の葉だよ。と伝え、これにお寿司を包めば「朴葉寿司」、お餅を包めば「朴葉餅」と説明しました。
そして持っているホオノキの葉を、隣の人と見比べて小さい葉から大きい葉の順に並び替えをしてもらいました。葉の大きさはさまざまだけで、「どうして葉に大きさの違いが出るのか?」考えてもらいました。光の量や生育条件などいろいろ考えてもらいました。
次に「松葉相撲」です。
現場に落ちていたスラッシュマツの松葉(三葉松)を拾って、交差させて引き合って相撲をします。5回も連勝したお子さんもいました。
葉っぱで盛り上がりすぎて、なかなかこの場を動けなくなってしまいました。
山の神に登っていく歩道沿いで、マイマイが「これなぁ~んだ!」と問いかけ。
きれいな果実は朱色、ルビー色、少しずつ色が違いますが、きれいなイチゴ、「これはフユイチゴの果実です」
「それって、食べられるのぉ~!」と聞く子どもたち
みんな手のひらに少しずつとって、頬張っていました。
「おいしぃ~!」と連発して、またこの場から動きません。なかなか目的地に到着できません。
山の神のところでは、スギの樹齢について説明
「このスギは何年だと思う?」・・・・・「これは108年生」・・・「すっごいお爺ちゃんよりも年寄りだぁ」などと、子どもたちから声が上がる。
さて、ようやく目的の『自力建設 四寸傘』到着です。
ここではマイマイによる「たき火体験」。 どんなものを持って来れば燃え始めるのか、マッチはどのように扱うのか、炎が出たらどんな燃材を入れたら良いかを、子どもたち自身に考えさせます。
次にファイヤーピットに燃材を入れるときに、どのように入れたら良いかも、子どもたちに考えてもらって実行です。そして火が付いたら、衝撃でした。
なんと子どもたちはリュックの中からアイパッドを取り出して、撮影会です。時代が違うなぁ~と感じました。
お子さんによっては、ハンモックでリラックスタイム。
この子はウラジロの葉がお気に入りで、ウラジロを握りしめながらハンモックに揺られて寝ていました。
ハンモックの横では、JIRIが設定した「ロープ渡り」を楽しむ子どもたちがいました。
山に登るだけでも体幹が鍛わりますが、この「ロープ渡り」はふらふらして、一層体幹が鍛わります。何度も同じコースを挑戦し続けるお子さんもいました。
さて、昼食のため一度、morinosに下山です。
下山の途中、伐採跡地に常緑の堅い葉を見つけました。みんなに「みてみて、これから落ちていた枝で木の葉の裏に文字を書くと、みるみる浮かび上がってくる」と言いながら説明しました。
これはタラヨウという名前の樹木で、昔の人は「はがきの木」とも呼んだよと説明。
私の説明を聞いたお子さんが、さっそく実践しています。
自分の名前を小枝でなぞると、リゾソームによる酵素反応で文字が浮かび上がってきました。
さてさて、昼食を終えた子どもたちは、morinos広場で遊び放題。
「はだしの広場」で裸足になって鬼ごっこ。足の裏からの刺激が脳にも体幹にもいい影響を及ぼすようです。
普段はできない穴掘りに挑戦する子どもたち。
慣れない手つきで小さめのスコップを振るって、morinos山に穴を空けていました。
どうやら硬くて、掘りにくいようです。でも自由に穴を掘れる場所なんてないので、一生懸命掘ってくれていました。
女の子3人組が、morinos山のセカンドピークでカフェを営業。
カフェに見立てた「お店屋さんごっこ」です。泥水のココア、泥団子のクッキーが商品みたいです。
最後は今日、山で採取した松ぼっくりやエビフライを手に記念撮影です。
全員が学校で利用する「秋」の題材をたくさん収穫して帰路に付きました。
さてさて、毎年来て下さる大矢田小学校2年生のみなさん。
今回もいろいろな発見、楽しい山の時間、morinosでの遊び体験など、いろいろ満喫してくださって、ありがとう御座いました。これからもお越し下さること、心待ちしています。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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