岐阜県百年公園『里山林整備講座2回目』

開催した日:

 morinos百年公園事務所連携プログラム『里山林整備』講座

 今回第2回目は里山林整備をするための樹種判別を学ぶ「樹木同定(Identification)」です。最初に百年公園事務所で樹木同定するための基礎知識を横井秀一さんが講義。

里山林整備講座の座学

里山林整備講座の座学

 樹木同定の根拠は何か

  ①自分が知っているものと同じかどうか、②図鑑の絵や写真と同じかどうか、③図鑑の記述に合っているか。

 それを視覚、触覚、嗅覚、味覚で確かめる。

 

 着眼点は ①葉の付き方、②葉の形状、③葉の構造、④葉の縁、⑤芽、⑥枝の形状 です。

 これらの項目に付いて、一つ一つ詳しく見て、樹種を同定するための用語も学びます。

 

 講義が終了したら、フィールドで実践です。

 様々な樹種を見ながら、講義で説明を受けた「葉身」、「葉柄」、「鋸歯」、「全縁」、「主脈」、「側脈」などについて復習です。

 

フィールドでケヤキについて聞く

フィールドでケヤキについて聞く

 

 ケヤキについては、葉の表面緒ザラザラ具合、幹のザラザラ具合、樹皮の剝がれ具合だけでなく、樹形全体も見て、様々な角度から判断するポイントを確認します。

葉の見分け方を学ぶ

葉の見分け方を学ぶ

 

 ヤマハゼとヤマウルシが混在する場所では、「羽状複葉(奇数羽状複葉)」を確認し、ヤマハゼとヤマウルシの葉や果実の違いも学びました。葉の表面にある毛の状態、果実がツルツルか毛が生えているか、実際に触覚で覚えないと分かりにくい違いも体感しました。

羽状複葉について説明を聞く

羽状複葉について説明を聞く

 

 羽状複葉つながりでネムノキの葉を観察。「偶数羽状複葉」を2回繰り返す、2回偶数羽状複葉の構造をしっかり確認しました。

 どこからどこまでが一枚の葉なのか、しっかり理解しないと同定できません。

ネムノキについて説明を聞く

ネムノキについて説明を聞く

 

 次は複葉でも「掌状複葉」です。コシアブラやタカノツメについて詳しく学び、両者の掌状複葉を構成している「小葉」自体の違いも観察しました。

 またホオノキの生えている場所では、単一樹種による林分をつくらない「ギャップ依存種」についての説明を受け、大きな「頂芽」は何のためなのかについても学びました。

コシアブラについて説明

コシアブラについて説明

 

 山の中ではナツハゼとネジキの見分け、ヒサカキとシャシャンボの見分け、ウワミズザクラとヤマザクラの見分けについてのポイントも学びました。

 途中でスマートフォンのアプリ3種類による樹種判定も試してみましたが、その結果はほぼ外国産園芸品種が表示されてしまいました。

 さて次回3回目は11月下旬です。みなさんそれまでに主な樹木の同定ができるよう自主勉強も実施したいですね。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

 


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