裸足の効果と可能性を実感! 裸足で味わう森歩きを実施しました
開催した日:
昨年度企画したものの、コロナ禍で実現できなかった「地に足をつけて歩こう―裸足で味わう森歩き」。
ゲストの金子潤さんと参加者10名と共に、7月18日(日)にようやく実施することができました。
「裸の付き合い」ならぬ、「裸足の付き合い」を実感した半日でした。
【ゲストの金子潤さん】
最初に参加者一人一人の普段の足の状態を見るため、足跡を取りました。
土踏まずの大きさや、指の開き具合など、それぞれ特徴が分かります。
その後、金子さんから足の指をほぐすストレッチの指導があり、皆さん普段あまり意識して動かさない足の指を動かしてみました。思いのほか、固いということに気づかされました。
準備を整えて、いよいよ森歩きスタート。
猛暑だったため、屋外ではマスクを外して距離をとり、水分補給を適宜取るなど、熱中症にも気をつけて行いました。
当初は、レンタルの5本指シューズをメインで使う想定でしたが、参加者の皆さんは積極的に裸足になり、地面からの足裏感覚を一歩一歩踏みしめながら歩きました。
途中、森の四寸傘(あずまや)で休憩した後、いよいよハイライトの1つ、見晴らし岩に登っていきます。
ここでも参加者は全員裸足で登って行きました。
岩場に着くと、雲が日差しを遮ってくれ、風が吹いて心地よかったです。
下り道でも石が混ざって、裸足では歩きにくい所もありましたが、コケや草の上はひんやり気持ちよく、足裏の変化を楽しみながら山の神を目指しました。
山の神の前にある小さな沢に足を浸すと、火照った体の熱が、スーっと取れ、気持ち良い!
参加者はそれぞれお気に入りの場所で、寝そべって空を見上げたり、ボーっとしたり、思い思いの時間を過ごしました。
森から帰った後は、最初に採った自分の足跡に足を乗せ、どう変わったか確認しました。
中には、指がグッと広がった方もいました。
最後に金子さんから、感覚器官としての足裏の特徴、裸足の効能に関するレクチャーをいただきました。
冒頭の「人間は動物である」とは、知識としては分かっていたつもりでした。
ところが、実際裸足で森を歩くことで、様々な感覚が開かれ、初対面が多い参加者同士が、自然と打ち解け合うのを目の当たりにして、改めて感覚器官としての足裏の重要性と、裸足の効能を実感しました。
こうした動物的な感覚を開くきっかけを、裸足は持っているのだと改めて気づかされました。
morinosでは、ひろばから森の入口へ続く、裸足のトレイルづくりがスタートしています。
金子さんからアドバイスをいただきながら、引き続き「裸足の可能性」を探っていきます!
【参加者の感想】
・足裏からの情報を遮断していたと実感。感覚器官、外部との最初の接触点としてのとしての足裏に感動。
・裸足感覚、素直によかったです。地を感じられた。湿ってる土、フワフワなコケ、針葉樹の落ち葉も柔らかい。石はやっぱり痛いなぁ。そして裸足に近いシューズでも、感覚が鈍るのにはびっくりしました。
報告者:大武圭介(ウォーリー)NPO法人ホールアース研究所
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529