『いび森のようちえん こだぬき』勉強会

開催した日:

 揖斐川町の谷汲緑地公園で活動している『いび森のようちえん こだぬきのみなさん。

 今回はフィールドである谷汲緑地公園で、気が付かないで活動しているリスクを再確認するとともに、これまで知らなかった基本的なリスク管理について、JIRIが指導させてもらいました。

最初は室内で資料に基づき講義

最初は室内で資料に基づき講義

 

 講習の中ではアンダーウエアの考え方、素材の特徴と体温調節との関係、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤のこと、ポイズンリムーバのこと、過去の裁判事例から落雷事故や低体温事故、枝の落枝による事故についても学んでもらいました。

裁判事例を説明するJIRI

裁判事例を説明するJIRI

 

 早めの昼食を済ませて、いよいよ現場での確認です。

 大人16人、子ども19人で山に向かいます。スタートしてすぐに歩道沿いで大きな危険を確認しました。

 それはスギの大木の樹上約10メートルに引っかかっている長さ2mほどの折れた枝です。わずか3メートルほどの間にある左右3本の立木に、折れた枝がついていました。みんな地面付近ばかりに注意が行き、頭上の危険確認はおろそかになる傾向があります。

拠点の家屋から現場に向かうメンバー

拠点の家屋から現場に向かうメンバー

 

 山の立木に「不気味な傷跡がたくさんあります。あれはツキノワグマですか。」とのお尋ねがあったので、子どもたちと一緒に山に行きました。

 何十本もの立木に傷がついていましたが、すべてニホンジカの角研ぎ跡でした。ツキノワグマの場合は木に登るときではなく、下降時につくのと、爪の傷跡が細長いこと。そして一か所に多く傷をつける場合は、歯で齧っているため歯形が付くことなど、見分け方を伝授しました。

ソヨゴにつけられたシカの角研ぎ跡

ソヨゴにつけられたシカの角研ぎ跡

 

 シカの角研ぎ跡が多数見られた付近に『バイクの木』があると聞き、子どもたちは『バイクの木まで行く』と言いながら駆け上がっていくのでついていきました。

 写真をご覧になればわかりますが、『どこがバイク? これってヤンキーバイク?』と思うような、クリの枯れた倒木でした。

バイクの木にまたがる子どもたち

バイクの木にまたがる子どもたち

 

 山には宝物がいっぱい!

 多くのお子さんが、アカマツとクリの木の枯れた枝を「宝物」のように持ち帰っていました。大人には単なる枝でも、子どもにとっては自分で発見した大切なものなのです。

山で拾った宝物を持つ子どもたち

山で拾った宝物を持つ子どもたち

 

 多くの保育園や小学校のお子さんは、山を駆け降りることができないだけでなく、ジャンプして降りるなんてできないのですが、「森のようちえん」の子どもたちは元気いっぱいジャンプします。

山でジャンプする子

山でジャンプする子

 

 『いび森のようちえん こだぬき』のお子さんは、山ではいくら走り回ってもケガをしなかったのに、なんと平地の舗装道路に出た途端、転んで擦り傷を負ってしまいました。今回、最もリスク管理すべきだったのは、「危険ではない。」と思っている場所だったかもと感じました。

谷汲緑地公園に降りてきたメンバー

谷汲緑地公園に降りてきたメンバー

 

 最後に参加者全員で復習を含めて質問タイム。それが終わってから、次回の検討項目を共有したのです。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

 


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