106年生ヒノキ柱のベンチ作成中
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みなさん、お久しぶりです。
本日はmorinos 休館日に、メイン柱である106年生ヒノキ丸太のスペアーを伊佐治先生の指導の下、みんなで使えるベンチ&テーブルを作成しました。
最初に作成した丸太ベンチの設置予定であるmorinosのメイン柱前で、どれくらいの寸法にすべきかを共有しました。
続いて、ベンチ作成本番です。
森の工房北側にストックしてあった106年生ヒノキ柱を引き出して採寸し、どこで玉切りするのかを決めます。長く太いヒノキ材であるため、転がすのも大変です。
丸太は柱に使う予定でしたので、柱が割れないように、幹の縦方向に背割れ溝が入れてあります。
採寸後、ナバさんが自慢のチェンソーワークで玉切ってくれました。チェンソーの鋸屑が飛び出すと、ヒノキ特有の香りが漂います。
4メートルに玉切った丸太は乾燥していても非常に重く、5人ほどでやっとの思いでチェンソー簡易製材機、ロゴソールに設置しました。
丸太が太いので半割にします。幹に入れられた背割れ溝を利用するため、丸太を回す微調整に苦労しました。
ロゴソールのフレームに乗せたら、水平を出して、しっかり丸太が半割で切るように丸太を上下させて調整します。
曲尺のマジックがついている部分を、背割れ溝に合わせる必要があります。ロゴソールのフレームに設置された昇降機で丸太を上下させて合わせます。
設置が終了したら、伊佐治先生が見本操作を示しました。
横向きに設置された80ccスチールチェンソーを、細いロープを巻き上げることで移動させて丸太を半割します。このチェンソーは普段使いのソーチェーンとは目立て方法が違います。縦挽きするには鋸屑が四角い破片となって出るように目立てする必要があります。
次は脚づくりです。最初に脚丸太の底面となるフラットな面をつくります。手動で真っすぐ、底面をつくるのは初心者には難しい操作です。
ユタ先生が今井さんに、どのようにガイドバーの水平を維持するのかを指導してくれました。
脚丸太の底面を作ったら、次はそれをひっくり返して、半割丸太を置いてみます。
そこで粗くスクライビングして、ラフノッチを作成します。つまり脚の上に半割丸太が乗るようにチェンソーでお腕型の溝穴を掘り込む目安をつくるのです。
半割丸太の丸い丸太部分に脚と重なる範囲をマジックで描き、その部分をチェンソーで削ります。最初は櫛型になるようにチェンソーを入れて、次にチェンソーで均していきます。
下の写真で手前の学生GENちゃんは、カッターナイフで縁取りしています。その奥ではウォーリーがチェンソーでラフノッチ作成中です。
さて、本日は一日かかってここまででした。これから先はスクリューボルトを購入して、伊佐治先生とJIRIで完成させます。
4月にはmorinos の建物の前にデビューさせますので、ご期待ください。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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