【オンラインで実施】鹿革ハンドクラフトづくり実施しました
開催した日:
財布やカバン、キーホルダー等、身の回りにある革製品。
使ったことはあっても作ったことはない、という人がほとんどではないでしょうか。
今回、富士山麓で増えすぎたために駆除されたシカの皮をなめした鹿革を使って、ペンケースを作りました。
講師は、ジビエ加工施設「富士山麓ジビエ」所長の浅子智昭(ニックネーム・あなご)と、小野亜希子(おのちゃん)が担当しました。
緊急事態宣言発令を受け一旦延期したものの、コロナ感染症対策のため、完全オンラインで日程変更しての実施となり、3名が参加して行われました。
※1週間前に事前レクチャーもオンラインで行いました。
参加者の自宅宛てに、材料と最低限必要な道具がセットされたキットを送り、当日は画面越しに説明しながら各自作っていただきました。
ペンケースはまず片側のパーツにファスナー部分を縫い合わせ、もう片側も縫います。その後、横の部分を縫って仕上げるという工程です。
対面と違い、画面越しに質問・説明をするため、時間がかかります。また、同時に1人の対応しかできないため、さらに時間がかかりました。
結果、予定の3時間を超えて約5時間後、無事に完成しました。
革クラフトは基本的に裏返して縫っていくため、最後にひっくり返して表面が出てきた時の感激・安堵感はひとしおでした。
また、初めてシカ革を間近で見て触った感想は、「思った以上に柔らかい」「風合いが自然で馴染んでいる」等、好意的でした。
身近に使えるものを自らの手で作る。
その素材は森の生態系のバランスが崩れ、人の手で駆除された野生動物の恵みである革。
オンラインで森に興味関心を持ってもらう、クラフトプログラムの可能性を探ることができましたが、次回は対面で多くの方にこのプログラムに参加いただきたいです。
報告:大武圭介(ウォーリー)NPO法人ホールアース研究所
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529