大矢田小2年生『生活』の授業で森体験
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美濃市の大矢田小2年生が『生活』の授業の一環で、morinosを訪問してくれました。今日はスージー&JIRIによる森での体験と植物スケッチ、そしてmorinos広場体験です。
子どもたちは学校へ持ち帰る「山の宝物」を入れる袋と、水筒、そして「秋の植物スケッチ」道具を入れた探検バックです。森に入る前から草笛を鳴らしたり、どんぐりを拾ったり、いっぱい楽しみがあってワクワクしながら、森の入り口に到着。
コナラの幹に手を当てて、「森の神様、おじゃまします」とあいさつして、森探検突入です。
大きな松ぼっくりをつくるスラッシュマツの落ち葉が降り積もった薄暗い森を、探検気分で歩きながら、大きな松ぼっくりやリスがかじって作ったエビフライを探しました。
スラッシュマツの林の中で、全員が松ぼっくりを拾えたかどうか確認して、その後に松ぼっくりの観察です。周辺のどのマツのマツボックリなのかアカマツと比較したり、この大きな松ぼっくりの特長(大きさとトゲ)を確認したり。
途中で男の子が、「どうしてトゲが生えて」いるのかなぁ?」と考えてくれました。こうして疑問に思うこと、大切ですよね。
続いて、拾ってきたホオノキの葉の大きさを見比べて、大きさ順に並びました。ホオノキといっても大きさが大変違います。面積なら10倍近くちがうものがあります。
岐阜県内ではホオノキの葉は、お寿司、お餅を包み、葉の上でおミソを焼くよね?と確認すると、「おばぁちゃんのところで食べた!」という子もいました。
葉をじっくり観察すると、表はツルツル、裏には細かい毛が生えています。
山の神につながる道沿いではフユイチゴが色づき始めています。
子どもたちが「これ食べられるの?」と聞くので、「一度食べてみたら?」というと、みんな試食して、お母さんに持って帰る子までいました。
四寸傘に到着後に、生きた木にロープを張り巡らして、「ロープ渡り」を作りました。このロープが少したるんで、安定感がなくなったロープが大人気。体感が鍛えられるといいながら、何度も挑戦していました。
ロープ渡りは大人気
焚火(たきび)をしたい子は、スージーと一緒に火付け体験。
一人が一回ずつマッチを擦る体験から。全員がマッチをするのは初めての体験、落ち葉やスギの枯葉を入れますが、なかなか木材まで行きません。「どうしたら、よく燃えるかな?」とスージーが聞くと、子どもたちが考えた方法を順次実践、結局、1時間やり続けました。
台風で倒れてしまったコナラの木。倒れた木はそのままでも子どもたちには楽しい遊具。大人はすぐに「整理しなくちゃ」と、チェンソーで切ってかたずけますが、そのままで利用しましょう。
JIRIが作った即席のロープベンチ(ロープハンモック)も大人気。
われ先にと上がっては、お友だちどうしゆずりあって、楽しんでくれていました。
仲のいい子どもたち5人が、日向ぼっこするように座ってくれていました。全員がマスクをして、学校では話しにくいことをヒソヒソお話しして、楽しい時間を過ごしたそうです。
下山の途中、モリノスに向かって全員で「ヤッホー」と声を出しました。
何度も何度も、呼びかけましたが、モリノスからは返事がありません!
昼食を食べてからは、morinos広場でのお楽しみ。
周辺の土の山盛り、ティピーでの焚火、木工体験、泥んこ体験です。やはり多くの子が数少ないスコップを手に、山めがけて入って行き、穴を掘り始めました。
木工体験もいつもながら人気です。ノコギリ、金づち、釘など、使いたいものを使って、作りたいものを作る。好きなように過ごせる時間が大切ですよね。
こうして、午前午後を通しての大矢田小2年生のmorinos体験は終了しました。今日来てくれたお友だちの大半が、「また来ます!」と言ってくれました。みなさんのお越しをスタッフ全員、お待ちしています。大矢田小学校の先生方、大変ありがとう御座いました。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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