第2回『くらしをつくる 森のこけこっ子キャンプ』無事終了しました!
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9月に続き、2回目の『「くらし」をつくる森の“こけこっ子”キャンプ』が、10/17(土)-18(日)の1泊2日の日程でmorinosをメイン会場に行われ、19名が参加して無事終了しました。
2回目の今回は前回同様、ニワトリと共にある暮らしの体験と、子どもたちのやりたいを全力で取り組む事に加え、第3回に向けて鶏肉を使った料理づくりと、テントから出て野宿に挑戦しました。
最初に確認したのは、前回出された宿題。内容は「生まれたヒヨコがどのようになっているか、実際の大きさで描いてくる」というもの。様々な大きさの紙に、それぞれが想像したヒヨコを描いてきてくれました。そして、いよいよご対面。ヒヨコ担当の玄ちゃん(アカデミー学生)から、説明を受けつつ、実際に手で持って大きさや重さを確かめました。
さて、最初はみんなで昼食づくり。今回は「こけこっこサンド」と名付けられた特製サンドづくり。料理長のずーみんから説明を受け、鶏のムネ肉、モモ肉、ササミといった部位の違いを、包丁で切り分けながら感じ取りました。切り分けた肉は茹でた後、ロールパンにはさんでアルミホイルで包み、牛乳パックの中に入れ、火をつけました。ちょうど外側の牛乳パックが燃え尽きる頃、中身のこけこっこサンドはいい感じで温まっていました。早速食べてみると、チーズが溶けて「超~美味しい!」。
食事後は、野宿に向けて寝床の準備。夕方には雨が上がり、かなり冷え込むことが予想されていましたが、今回は厚手のビニールシートの上に、寝袋を二重に着てキャンディーのようにシートごと包まって寝ることにしました。果たして暖かく過ごせるのでしょうか。
日没と共に冷えてきましたが、中華丼とスープを食べ、たき火に当たって温まりました。そして夜にはなんと、満天の星空が!雨上がりの澄んだ空には火星やすばるも確認できました。こんな星空を眺めながら寝られるなんて、野宿の醍醐味です。
明けて2日目は朝から快晴。手元の温度計で12℃と、かなり冷えましたが、野宿の子どもたちは思いのほか寒く無かったようで、6時前から早くも起きだす子も。寒い朝にはホットココアが大好評で、あっという間に売り切れてしまいました。
朝食後は恒例のニワトリのお世話。昨日置いた場所は子どもたちの目から遠かったため、小屋を引っ越すことに。柵を外してニワトリを抱えてmorinosの近くに移動させました。1回目よりだいぶニワトリにも慣れたようです。
その後は、それぞれがやりたい遊びをとことんやる!ということで、様々な遊びを「発明」しました。スタッフを銀マットで取り囲んだり、鍋の蓋を盾に水風船を投げ合ったり、静岡名物の麩菓子を口いっぱいに頬張ったり…。このほかにも広場で鬼ごっこやドッジボール大会も行い、スタッフも全力で遊びまわりました。
あっという間にお別れの時間が近づいてきて、最後のふりかえりを行いました。今回のキャンプでの1番を聞いたところ、「ウラジロ(葉っぱ)を飛行機のように飛ばしたこと」「銀マットで大人たちをはめたこと」「野宿をして星が綺麗に見えたこと」など、それぞれ普段経験できないことがたくさんあったようです。また、鶏の部位を意識して肉を切ったのは今回が初めてという子が多かったようで、部位によって切りやすさが違うことが発見だったようです。
最後にもう一度、ヒヨコに対面して来月また会おうね、と言って終了しました。
森のこけこっ子キャンプは3回連続で、同じ子どもたちが参加します。次回11月はあっという間に最終回です。今度は保護者も一緒に参加します。親子で、また子ども同士・親同士、それぞれの「やりたい」を全力で取り組みつつ、キャンプのハイライト、ニワトリの屠畜解体にも取り組みます。
普段、何気なく使っている「いただきます」の意味を、じっくりと考えるきっかけとしたいです。
来月もmoriniosで待っているよ~。
森のこけこっ子キャンプスタッフ一同より
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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