第1回 『くらしをつくる 森のこけこっ子キャンプ』無事終了しました!

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 昨年に引き続き、『第1回 「くらし」をつくる森の“こけこっ子”キャンプ』が、9/26(土)-27(日)の1泊2日の日程でmorinosをメイン会場に行われ、19名が参加して無事終了しました。
これは、昨年度実施した試行プログラムを受けて、NPO法人ホールアース研究所(ホールアース自然学校)が企画運営するプログラムの1つです。

 ホールアース自然学校が38年の歴史の中で大切にしてきた、「家畜動物と共にある暮らし」をmorinosのフィールド・資源と組み合わせることで、どのようなキャンプができるのか。昨年の経験を活かし、今年も3回連続で同じメンバーが参加し、さらに最終回は保護者も一緒に参加する、という新たな要素も入れています。
 なお、新型コロナウイルス感染防止対策として、室内や密になるような状況ではマスクをつけさせ、屋外で密にならないような場所では熱中症対策のため、マスクを外して活動しました。

 今回の参加者は岐阜県内の小学1年生から6年生まで19名で、大半がアカデミーに初めて来た子どもたち。緊張したスタートとなるはずでしたが、今年は違います。昨年の反省を踏まえ、今年は開始直後に子ども達と一緒に、ヒヨコが生まれる瞬間を目の当たりにすることができました。

ヒヨコが生まれる瞬間を見つめる子どもたち

孵化したばかりのヒヨコ

 進行役のつっち~より、キャンプの概要と大切にしたいこと3点(「自分で考える」「失敗を怖がらずに挑戦する」「仲間や自然を大切に」)が共有されました。
2日間のおよそのスケジュール

 続いて、今回のキャンプの大切な仲間である、ニワトリたちとご対面。ニワトリはホールアース自然学校より3羽連れて行きました。初めて間近で見るニワトリ(オス)の大きさにビックリ。

初めてニワトリにふれる子ども

 その後、施設案内ということで、morinos周辺を散策。途中、栗を見つけてみんなで栗拾い大会がスタート。あっという間にたくさんの栗が集まりました。その後、みんなで木登りや鬼ごっこなどをして体をほぐしました。
手に一杯の栗を拾った
木登りを楽しむ女の子たち

 昼食後、今度は山へ行こうということで、演習林の通称「森の中の四寸傘」という活動拠点へ。屋根から葉っぱを落としたり、滑り台を滑ったり、それぞれが遊びを見つけて楽しみ始めました。
屋根に上って落ち葉落としにチャレンジ

 戻ってきてからは、いよいよキャンプのテーマである「暮らしをつくる」をやっていこうということで、①ヒヨコの小屋づくり、②親鳥のエサ箱づくり、③親鳥が卵を産む部屋づくり、④寝場所となるテント設営の4つのグループに分かれて活動開始。その後、夕食はスタッフが調理したキャンプの定番・カレーを、たき火を囲んでいただきました。
自分でテントを組み立てている様子
ニワトリの小屋づくりに挑戦している様子
たき火の前で夕食のカレーを食べました

2日目は、なんと5時前にニワトリが「コケコッコー」と鳴き、みんなビックリ。隣の総合運合公園からはトレイルランニングイベントの開会式の放送が5時半から聞こえたこともあり、大半の子どもが6時前に起床しました。早速たき火をして湯を沸かし、朝食用のスープを作って食べました。食べ終わったあとは自分たちで片付けも。
朝食を食べる子どもたちの様子
食べ終わったら自分で洗いました

朝食後は、いよいよみんなの「やりたい」を実現するための作戦会議。morinos建物周辺で、高い場所からのジャンプ、ドラム缶風呂体験、木工、ピアノ演奏などをするグループ、四寸傘で秘密基地づくりをするグループ、沢で水遊びをするグループの3つに分かれ、それぞれ楽しみました。途中、持って行ったおにぎり弁当を食べましたが、炊き込みご飯が美味しかった!
沢で水遊びをしている様子
森の中でお弁当を食べている様子

 楽しかったキャンプもいよいよ最後。自分たちが泊まったテントをそれぞれ自分で解体して片付け、動物たちにさよならをした後、皆で輪になってキャンプの振り返りをしました。初めてひよこを触れて嬉しかったこと、友だちができてたくさん遊べて楽しかったこと、思い出は人それぞれ。
 そして、絵本『たまごとひよこ』を読んで、たまごからどういう風にひよこになるのか皆で考えました。続いて、ひとり1回ずつ最後にもう一度ひよこを持ってみて、自分の手のひらで“今のひよこ”の重さや大きさを感じました。
 次来たときは、一体どのくらい大きくなっているんだろう?皆の予想は当たるでしょうか。
協力してテントを片付けている様子

最後に絵本「たまごとにわとり」を読んでふりかえりをしている様子

 森のこけこっ子キャンプは3回連続で、同じ子どもたちが参加します。次回は10月、同じメンバーでどんな活動になるのでしょうか。ヒヨコの成長も楽しみですが、それ以上に子どもたちの変化と成長も楽しみです。

 1か月後、みんなと会える日を楽しみに待っているよ!

 

 ホールアース自然学校スタッフ一同(ウォーリー、つっち~、ずーみん、おのちゃん)

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