山頂温泉出現『もりもりキャンプ』2日目
開催した日:
『もりもりキャンプ』2日目。
今朝は曇天模様ですが、子どもたちは朝6時前から全開バリバリ、元気いっぱい、朝の大合唱から始まりました。
ナバさんのウクレレ演奏にあわせて、元気に歌う子、眠気眼をこする子など様々です。全員の体調チェックしたり、今日の活動計画を再確認したりと、学生スタッフも大忙しです。
もちろん調理スタッフは鎌倉さんを中心に、有志の女性たちが6時から準備してくれています。本日の朝食は「焼きそばとサラダ」ですが、味付けは①塩味、②ソース味、③麻婆味の3種類です。
朝食とりながら、「本日は何をしたいのか?」を子どもたちとリーダーに聞き取りです。
虫取り、野草摘み、川遊び、サバゲー、チャンバラ、木工工作、昼寝、水風船、遊具づくりなど様々な希望が出てきました。
食事を終えて、食器を新聞紙で拭き、水洗い場に入れたら、すぐに遊びです。
雨水を地下タンクに貯め込んで利用するポンプは終始大人気、男の子も女の子も遊びまくってくれます。
私は今日も板取川での川遊び、半分のお子さんがタモ網で小魚捕りに夢中です。
魚に気を取られて、水の冷たさも感じないようです。美しい水、いい山、将来みんなが思い出してくれるのが楽しみです。
魚種はアジメドジョウが一匹以外は、すべてカワヨシノボリです。
「今夜はこれを食べるんだ!」と意気込んでいたお子さんもいました。
川ガキの面々は単に川を下るだけで楽しいのです。
この急流を歩くのもコツがいります。どこに足を置くのか、どうしたら流れに逆らって上流に上れるのかを会得するのも一苦労、体幹も鍛えられます。
morinos広場にある「お山」では、なんと『山頂温泉』がオープンしていました。
子どもたち自身が山頂に穴を掘って、そこにドラム缶を運んで水を入れ、薪を持ってきて風呂を焚く。
本当に非日常の冴えたるものを実現していました。
『山頂温泉』から下界を見る眺めは格別。
お風呂に浸かっている本人は昔風に言えば「お殿様」になった気分らしいです。満足満足!
途中で小さな子が「僕も入りたい!」というと、大きな子がその子を抱えて一緒に入る。そうした肌と肌を接した体験からしか学べないものがあるはずですが、COVID-19の影響でままなりません。
毎回、おいしい食事を提供してくれるスタッフの筆頭、鎌倉さん。
お昼ご飯は手打ちうどんと五平餅です。朝から手捏ねしたうどんと、炭火でじっくり焼いた味噌味の五平餅、そして焼き芋のおまけもありました。
以外にも五平餅は大人気、「おかわり」をするお子さんが続出、いつも鎌倉さんの食事は美味しいので大人気です。作ってくれた食事スタッフに、毎回感謝のあいさつをしての食事なのです。
午後からまたまた、板取川に行った子どもたちもいました。
午後からは午前中とは違って、少し深めの場所でレスキューの練習もしました。要救助者にどのように合図し、スローされたフローティングロープにどのようにつかまらせるのかもしっかり学びました。それにしても寒さも時間も忘れるほど楽しいのが実際のようです。
寒かったのですが、温かい焼き芋や温かいお茶を飲んだため、帰るのを惜しむお子さんも多数いました。梅雨の合間のいい時間を過ごしたのです。
morinos広場ではリヤカーも大人気、森林文化アカデミーの学生が車夫のように、子どもたちとmorinosめぐりをしていました。
大人気でどうしても密になるため、消毒しながらほんの一瞬で交代しながらの、楽しい時間を過ごしたのです。
こうした触れ合いの中で、子どもたちは新しい仲間をつくり、その仲間と森や川などで楽しい時間を過ごし、そして学生たちはどのように子ども接するべきかを自ずと発見するのです。
さて、お待ちかねの夕食は、絶品のミネストローネ、サラダ、パンプキンスープです。これまた、お替り続出の人気ぶりです。
夜、昆虫採取に出かけると、すぐにカブトムシもとれました。
カブトムシはオスが2匹、メスが1匹、ノコギリクワガタはオスが1匹、メスが2匹捕れました。
さぁ、今夜は雨が降りそうです。
1人1テントですが、みんな大丈夫でしょうか。誰も寝袋のまま水に浮かんでいることが無いことを祈るばかりです。
今夜も山で一夜を過ごしたい子どもたちのために、夜の8時過ぎからリーダーやジュニアリーダー、責任者としてナバさんも山に向かったのです。
明日もまた、面白い発見があることを願っています。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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