うれしの認定こども園の森のじかん~子どもたちが創り出した自由な遊び~

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今回の森のじかんは、うれしの認定こども園の園庭が舞台。総勢139名の子どもたちと一緒に自由な遊びを満喫しました。

今回は、園庭にある身近な自然に加え、morinosuが持ち込んだ様々な道具や木材を「きっかけ」として提供。目的はただ一つ。「子どもたち自身が遊びの主役になること」です。

指示やプログラムは一切なし。子どもたちの「やりたい!」から数々の自由な遊びが生まれた時間になりました。

トントントンの音が響く

トントントンの音が響く

特に人気を集めたのが、鋸、金槌、ドリルなどの本格的な道具を使うエリアでした。「トントンカチカチ」と夢中になって木を切り、釘を打つ。年長児はもちろん、年中児も真剣な表情で挑戦し、切った木材を何かの部品や飾りに変えていきます。

叩いていくと、こんなに細かくなった

叩いていくと、こんなに細かくなった

自分の力を試す

自分の力を試す

木だけでなく、地面にもドリルで穴をあけて「地球の深さを調べるんだ!」と探求する子の姿も見られました。

大人の真似っこ、したくなるよね

大人の真似っこ、したくなるよね

子どもたちは「道具の持つ力」を知り、自分の手で世界を変える楽しさを存分に味わいました。

モリノスから持ち込んだ素材と園庭の素材が組み合わさることで、遊びは大きく広がりました。

渡れるかな~

渡れるかな~

今回は遊びの中で、安全に配慮した小さな焚き火も体験。

あったかーい。なんだか、ほっとするね。

あったかーい。なんだか、ほっとするね。

園の畑から出たサツマイモのつるやわらも遊びの道具として使われただけでなく、焚き火の燃料にもなりました。身近な自然が遊びと生活の資源として循環する、貴重な学びの機会となりました

ベッドみたい!

ベッドみたい!

持ち込んだ竹をノコギリで切り、園庭の木にロープをかけて作ったハンモックは、あっという間に子どもたちのお気に入りの休憩所になりました。

大量に集められた落ち葉は、上から投げて吹雪にしたり、フカフカのふとんにして寝転んだり。五感で秋の終わりを体いっぱいで感じていました。さらに今日は、園庭の木を切っていいとのことだったので、枝を剪定する活動に興味を持った子どもたちも。自然の世話をするという、遊びを超えた体験となりました。

この枝が切りたい!

この枝が切りたい!

この活動で特に印象的だったのは、大人と子どもの協働です。

手伝いの保護者ボランティアの方が、ロープと木材を巧みに使い、子どもたちと一緒に既存の雲梯にブランコを取り付けるという大作を制作!大人が持つ技術が、子どもたちの「こんなものができたらいいな」という夢を形にする「伴走者」として機能しました。

子どもと大人が力を合わせた傑作

子どもと大人が力を合わせた傑作

大人たちは「観察者」として、子どもが困難に直面してもすぐに答えを与えず、「どうしたらできるかな?」と問いかける姿勢を徹底。この一歩引いた関わりが、子どもたちの主体性と創造性を最大限に引き出しました。

活動後、先生方や保護者の方から「自分たちではここまでダイナミックには遊ばせてあげられない」「遊びの幅が広がった」という嬉しい声をいただきました。私たちは、子どもたちの豊かな遊びを支える大人の不安や悩みに寄り添い、これからもダイナミックな遊びへの一歩を踏み出すお手伝いを続けていきたいと考えています。

みんなで持つ。それが楽しい。

みんなで持つ。それが楽しい。

活動の終わり、片付けの時間が近づくと、多くの子どもたちから「もっと、まだまだ遊んでいたい!」という声が上がりました。これは、子どもたちが心から遊びに没入し、時間いっぱい楽しんだ何よりの証拠です。

うれしの認定こども園の先生方、そして活動を一緒に創り上げてくださった保護者ボランティアの皆様、本当にありがとうございました!今度はぜひ、morinosで会いましょう!

以上報告は、どいっひこと土井早谷香でした。

 

 

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