季節を遊びつくす!みぞはた保育園での森のじかん

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morinosの「森のじかん」は、森の恵みを活用した遊びを通じて、子どもたちの主体性と創造性を育む活動です。今回は、岐阜市のみぞはた保育園へお伺いし、隣接する溝端公園をフィールドに、「秋から冬への自然の変化の体感」と「道具を使う挑戦と達成感」をテーマに実施しました。

雪が溶ける前にあそぼう

雪が溶ける前にあそぼう

この日はちょうど初雪が舞う寒さとなりましたが、活動しているうちに日の光が差し込み、子どもたちはポカポカと心地よい時間も体験しました。季節の移り変わりを肌で感じながら、子どもたちが飛び込んだ溝端公園は、秋の落ち葉と雪が混ざり合う、まさに季節の変わり目。

年長児と年中児は、外遊びの「達人」です。大人からのプログラム提供を待つことなく、すぐにそれぞれの興味へと突き進みました。

ザクザクの感触がやめられない!

ザクザクの感触がやめられない!

公園の散策では、冷たい雪を触ったり、落ち葉を思い切り踏みしめたり。「ふわふわしたもの」「きのみ」「はな」「あかいもの」といった「お題」に沿って、自然物を探し回りました。冷たい雪、温かい日差し、そして「お題」の素材を探すことで、五感をフル回転させて自然と対話する時間が生まれました。

雪だるまや、雪合戦、おもいきり遊んだね

雪だるまづくりや、雪合戦、おもいきり遊んだね

子どもたちの中には、手で土や石の感触を確かめる子や、水たまりの中をバシャバシャ歩く子、吹く風を全身で受け止める子が続出!寒さや水たまりさえも遊びに変えてしまう、全身を使った体感遊びに熱中しました。

ぼくのお題は『すべすべ』のもの」

ぼくのお題は『すべすべ』のもの」

これはザラザラ?ゴツゴツ?

これはザラザラ?ゴツゴツ?

思い切り探検を楽しんだ後は、morinosから持ち込んだ道具を使った創造的な活動も大盛り上がり。少人数だったこともあり、子どもたち一人ひとりが、道具に真剣に向き合う濃密な時間が流れました。

つくるに熱中!

つくることに熱中!

年齢問わず、金づちと釘にも高い集中力を発揮。釘を叩いて木片と木片を繋ぐ感触や、トントンという音に夢中になり、自分だけのクラフト作品を創り出しました。

こうしたいイメージが膨らんでいく

こうしたいというイメージが膨らんでいく

この日は、子どもたちが「自分の興味」と「道具への挑戦」を自由に結びつけ、身体活動と創造性の両面から深く遊びこむことができました。

金づちと釘に夢中

金づちと釘に夢中

遊びを通して生まれた、子どもたちの「すごい!」「見て!」という喜びの表情、そして年長児が年中児を自然にサポートする姿は、この森のじかんの大きな成果です。

この「遊びこむ力」を、ぜひ日常の園庭遊びにも繋げていくことが今後の目標です。

大人はつい「寒いから」「濡れるから」と、この季節の外遊びをためらいがちです。しかし、子どもたちはそんな大人の都合をはるかに超え、初雪の冷たさも、その後のポカポカとした日差しも、すべてを遊びに変える力を持っています。この子たちの熱中する力、五感で感じる発見こそが、冬の自然の醍醐味です。大人も、「寒い」という思い込みを捨て、子どもたちと一緒に、思い切って冬の自然の中へ飛び出してみませんか。

みぞはた保育園の皆さま、素晴らしい時間をありがとうございました!この日の発見が、冬から春にかけての園の遊びの種となりますように。

 

以上報告は、どいっひこと土井早谷香でした~。

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