morino de vanで「野外で算数」を出前してきました! 〜山之上小学校(美濃加茂市)〜

開催した日:

今年もまた岐阜県教育委員会の専門研修として、
北海道の山本幹彦さんファミリーを講師としてお招きし、
「野外で算数」の研修を実施しました。

研修1日目はプログラムを体験、2日目は山之上小学校にお邪魔して
3年生と4年生それぞれに「森のじかん」の出前として2時間ずつ、
森の中で「野外で算数」の授業を指導するという
超リアルな研修プログラムです。

「野外で算数」とは、スウェーデンの先生たちがまとめたプログラムで
野外の空間を活かして「体感的に」算数を学ぶ考え方です。

教室の中で読み書きや映像などで学べる子もいますが、実際に体を
動かしてみたり、五感で感じたりと、感覚的な刺激がないと
習得できない子どもも多くいる事実があります。

様々な現場で多様性が叫ばれる世の中ですが、学び方にも
多様性を担保していく必要があるのではないでしょうか。

事実、スウェーデンでは、このプログラムを導入してから
学習についていけない子どもが減り、結果的に学びのレベルの
ボトムアップにつながったというエビデンスも出ているほどです。

1日目のプログラム体験では、カードに書かれた言葉や色を
自然の中から探してきたり、分類したり、図形の形を体感したり。。。
先生たちもキャッキャと笑いながら体験していました。そんなふうに
野外で体を動かして遊びながら、気づかないうちに学んでしまう
から不思議です。そもそも「遊び」と「学び」って一緒なんですね。

2日目はいよいよ指導実践。受講生に混ざってアカデミーの学生と
美濃加茂市の保育園から来ている科目履修生2名も合流。
2グループに分かれて山之上小の3年生と4年生に1日目に体験したことを
ベースにした授業を展開してもらいました。

子どもたちは森の中での授業に大興奮!
「毎日こうだったらいいのに〜」
「いつも遊んでる森だけど今まで気づかなかったことに気づけた」

なんて嬉しい声も。

終了後は、2日間の気づきのふりかえりと、山本さんから
「遊びが学びに欠かせないわけ」についての話から始まり
「Playful Learning」についてのプレゼンテーションを聞いて
講座は終了しました。

子どもたちの
「毎日こうだったらいいのに〜」が現実になるよう、
みんなで動き始めたいと思った2日間でした。

そんなこんなで充実した2日間を過ごした学生たちも
それぞれに体験を通した深い学びや気づきを得ることが
できたのではないでしょうか。

なんちゃって先生 萩原ナバ裕作

 

 

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