美濃市ひばり園、自然体験で運動療育?!

開催した日:

美濃市でことばの発達や教育相談・療育指導などを行っている『ひばり園』に通う児童たちと、山を歩き沢まで遊びに行ってきました。
当日は、普段ひばり園に通っている子の中から希望者が9名、引率の先生方が6名参加しました。
3年連続の利用で、去年のことをよく覚えている子もいました。

まずは山の中を遊びながら沢まで歩きます。
途中、葉っぱをちぎって手品あそびをしたり、シカが皮を剥いだ木をさわってみたり、カエルをつかまえてみたり。

その都度、「どんな手触り?」「根元と先を触り比べるとどう違う?」「今耳を澄ますと何の音が聞こえる?」「これはどんな匂いがするかな?」など、手の感覚や嗅覚・聴覚などの感覚を使うことを促す声かけしました。

沢では、全身で水を感じることはもちろん、サワガニを探して石をつかむ・ひっくり返す、
みつけたサワガニをそっとつまむなど、楽しみながら自発的にいろいろな体の動きをとっていました。

石を乗り越えて、手も足も体全体を動かして川をさかのぼっていくこと。
去年は登れなかった段差をどうやったら登れるか試行錯誤して挑戦すること。
ここはすべるよと他の子に声をかけること。

そんな体験を通して感覚を育てて心身を発達させる機会になるといいですね、と担当者の先生と話していたことが次々と起こっていました。先生も「去年はあんな動きできなかったのにできるようになってる!」「去年は水に入りたがらなかったのに今年は自分でどんどん川に入ってくれた」と喜びにあふれていました。
  
身体機能の最大値を向上させるような体験により、体を動かすことの楽しみや動かせたことの達成感を持ってくれたと感じました。

あまりに楽しそうな子どもたちの様子に、先生と相談して川の滞在時間を延ばしてmorinosに戻ったのでした。

morinosでお弁当をたべたあとは、ひろばで自由遊びです。

土山を登ったり降りたり走ったり、どろんこ池で水遊びをしたり
まだまだ体を動かしたい子は動き続けます。

 

夢中で工作をする子たちは、自分で考えて作りたいものを形にしていました。

体の発達に必要な動きは、楽しみながらその動きを行っていると、より発達しやすいと言われます。今回、山・沢・morinosひろばで自発的に楽しみながら遊びを通して体を動かす子どもたちをみて、外遊びの重要性や効果性の高さを改めて感じました。



ひばり園としての活動時間は15時まででしたが、お迎えにきた家族と一緒に閉館まで遊ぶ子もいて、またいつでも来てね!と声をかけたのでした。

暑い中でも夢中になって遊ぶ楽しさを、大人も感じました。

以上、報告は まいまい こと瀧上舞でした。

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