森のじかん 〜富波保育園(山県市)〜
開催した日:
山県市にあるちいさな保育園「富波保育園」にお邪魔してきました。
周りは川と山に囲まれたとっても素敵な場所です。
下見の際に、新任の園長先生と一緒に歩きながら見つけた地域の森が、今回の舞台。
当時までの間、園長先生が地域の方に話をしてくれたり、土地所有者を探してくれたり
といろいろと準備をしてくれました。
子どもたちの森の体験の場をこうして一緒に創っていけることをありがたく思います。
12人の子どもたちと早速園を出発して森へ!
とはいっても、道すがら、アリの集まる木、シールの葉っぱ、バッタの村、匂いのはっぱ、
こちょこちょ草などなどいろんな「ワクワクドキドキうわ〜〜!」と遭遇!
子どもたちは見つけるたびに、グイグイとその世界に入り込んでいきました。
その間も、保育士さんたちは森への道をせかすわけでもなく、子どもたちがたっぷり
遊び終わるまで、暖かく見守り、時には一緒に驚いたり、遊んだりしていたのが印象的でした。
そんなこんなでたっぷり道草しながら到着した森に待ち受けていたのは「ヒル!」
「あ、ココにもいた!」「あ、わたしのところにも!」ということで、このチャンスを活かして
みんなで「ヒル集め」のはじまりはじまり。
帰るころには、虫ケースの中には、子どもたちの数よりも多いヒルが集められていました。
まるでヒルの保育園・・。
危険だから、と遠ざけたり排除したりするのではなく、
どう付き合えばいいかを学ぶことが大切だと考えてヒルと触れ合いました。
最後は、森の中で小さな小川を見つけてみんなでぐるぐるミニ沢登り。
サワガニを探したり、岩をよじ登ったり、パチャパチャ水の感触を楽しんだり。
森の中に子どもたちの歓声が響き渡りました。
園に戻る際には即興でできた「ヒルの森」の歌をウクレレ伴奏とともにあるきながら合唱。
それはそれは楽しいお散歩でした。
なんちゃって先生 萩原ナバ裕作


休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529