【morinos試行プログラム】森と音であそぼ!~親子の即興ネイチャーセッション~ みんな夢中で音探し!

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森林総合教育センター(morinos)の試行プログラムとして、『森と音であそぼ!~親子の即興ネイチャーセッション~』を2月2日(日)の午前中に行いました。前日の「星空ピアノ*ごろ寝」に引き続き、ゲストに作曲家の平本正宏さんを迎え、岐阜県内外から親子9組26名が参加しました。

進行役の遠藤あき(ホールアーススタッフ)から平本さんが紹介され、平本さんからは「作曲するときも同じですが、メロディーの前におもしろい音を探すことを大切にしています。今日は森の中でいろいろな音を探しましょう。」と挨拶がありました。

普通なら参加者同士の自己紹介があるのですが、音を探すことがテーマなので、鍋やしゃもじと言った身近なもので、それぞれ「家族の音」を見つけて鳴らしてもらうことでスタートしました。鍋を叩く大きな音や、箸を叩く小さな音、まさに十人十色(音)でした。


自己紹介の後はウォーミングアップ。森にちなみ「も」と「り」の2音に分かれ、互いに「も、も、も、、」「り、り、り、、」と叫びながら、相手を捕まえる鬼ごっこで体を温めました。言いやすかったのか?「り」チームの勝ちとなりました。

そしていよいよアカデミーの演習林へ。入口のコナラの木に挨拶した後、枯れ葉を踏みしめながら『森の四寸傘』を目指します。さっそくたき火をする子、ブランコで遊ぶ子、、やはり森は人の心を開放してくれるようです。

 

平本さんから「森の中で小さな音を見つけてみましょう」と声掛けがあり、坐ったり寝そべったり、普段とは違う高さで森の音をじっくり聴きました。枯れ葉をちぎるとポテトチップスを食べた時のような音に聞こえたり、枯れ枝が折れる時のかすかな音を聞き取ったり。その後、そうした小さな音を、大人が鍵盤ハーモニカの1音だけを使って表現することにチャレンジしました。高低や強弱、耳を澄ませながら、時に「その音違う!」と子どもに指摘されながら、親子で音さがしに夢中になりました。

  

しばらくそれぞれの音さがしをした後、家族のお気に入りの音の発表会を行いました。そして最後に参加者でいくつかのパートに分かれて声を出し、持参した楽器も使いながらハーモニーを奏でて終了しました。

平本さんからは「音楽はもっと自由でいい。今日やったようにおもしろい音を探してみるところから、もっと気軽に音楽を楽しんでほしい。多くの人とって音楽が身近なものになるきっかけが森の中でつくれればうれしい。」という終わりの言葉がありました。

前日の星空ピアノ*ごろ寝に引き続き、森と音楽のコラボ―レーションの面白さ・奥深さをひしひしと感じました。次はどんな楽器を持って森に行こうかなぁ。

報告者:ホールアース自然学校・あきこと遠藤亮、ウォーリーこと、大武圭介

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