グリーンウッドワーク指導者養成講座2024 ナイフワーク編

開催した日:

11月25日(月)〜27日(水)の3日間、森林文化アカデミーにて「グリーンウッドワーク指導者養成講座2024 ナイフワーク編」を開催しました。
完成したスプーンを手に輪に並び、スプーンの輪を上から撮影した

毎年、多くの方からご応募をいただくグリーンウッドワーク指導者養成講座。しかし、通常の全11日間のプログラムはすべて土日・祝日を含むスケジュールのため、平日休みの方には参加が難しいという声もありました。そこで、今回は平日休みの方向けにコンパクトなナイフワーク特化型の指導者養成講座を実施しました。指導は一般社団法人グリーンウッドワーク・ラボの久保田芳弘さん、井上真利さん、山路今日子さんが担当しました。

●遠方からの参加者も多数
本講座には、全国各地からの応募があり、グリーンウッドワークへの関心の広がりを改めて実感しました。過去の指導者養成講座(総合編)では沖縄や北海道からの参加がありましたが、今回のナイフワーク編では鹿児島からの参加者も。遠方からも足を運んでいただき、グリーンウッドワークの魅力が全国に浸透しつつあることを感じます。

●3日間のプログラム
1日目:基本技術の習得
テキストに沿ってナイフの基本的な使い方を学習。初心者でも安全に扱えるよう、一つひとつの動作を確認しながら進めました。
手斧を使って材を削る方法を練習

手斧とマレット(木槌)とそれらによって削りだしたスプーンの原型となる材
2日目:スプーン作りと指導の視点
スプーン作りを実践しながら、単に作るだけでなく、「教える側」としての考え方や注意点を共有。参加者自身の経験をもとに、どのように指導すれば伝わりやすいかを話し合いました。
手斧の使い方を指導する講師の山路さん

スプーンづくりの実践を指導してもらう参加者 

3日目:ナイフの研ぎ方
指導者となると、自分の道具だけでなく、参加者の道具の管理も求められます。そこで、グリーンウッドワークに適した研ぎ方や工夫について学びました。
ナイフの研ぎ方を実演する久保田さん

●多様なバックグラウンドを持つ参加者
今回の参加者は、市役所勤務、林業、不動産関係、木工家、保育士、介護士、自然体験の運営者など、多様な職種の方々でした。普段は交わることの少ない異業種のメンバーが集まり、それぞれの活動の中でどのようにグリーンウッドワークを取り入れられるかを考え、共有。単なる技術習得にとどまらず、貴重な学びの場となりました。
完成したスプーンを手に集合写真

今回のナイフワーク編を通じて、グリーンウッドワークの基本技術はもちろんのこと、指導者としての視点や道具の管理についても深く学んでいただけたのではないでしょうか。

今後も、より多くの方に学んでいただけるよう、さまざまな形での講座を企画していきます!

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休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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