スウェーデン流 楽しみながら気軽に始められる 屋外の遊び場・学び場づくり 楽しい雰囲気で学べました!
開催した日:
スウェーデンから阿久根佐和子さん&ペルティさんをお招きしてのワークショップは、
全国から集った20名以上の参加者らが受付終了後にワイワイガヤガヤと朝のコーヒーを
片手に立ち話をする中、阿久根さんが切り株に立って話し始めるところからスタート。
「私小さいからこうしないと見えなくなっちゃうの」と素直でチャーミングな一言で
みんなの心を一瞬に掴んでました。今日多分こんなことやるかもよ〜っと絵の描かれた
カードを皆に見せて(幼児でも、言葉のわからない移民でも分かりやすい)期待を高め
ます。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、今回のタイトルを見て分かるように、
「野外」ではなく「屋外(おくがい)」という言葉を阿久根さんは意識的に使っています。
野外というと、自然がたくさんあってワイルドな活動をするイメージになりがちだけど
屋外という言葉なら、ちょっと外に出るだけで良くて気軽に始められそうだからという、
この活動を「気軽に始めてほしい」という彼女の思いが込められていました。
実際のアクティビティは、手をつなぐのではなくみんなで隣の人と親指同士をつけて
輪を作るところから始まりました。
全ての動きや投げかけにはさりげない思いやりと、遊び心が隠されていました。
何もプランせず、その場の流れに合わせながら、ドラえもんのポケットのような魔法
のリュックサックから次々と小物を出しては新しい世界を紹介してくれました。
お昼は、パンをこねて、木の枝をナイフで削って棒パン&ソーセージを焚き火で焼いて
のホットドックづくり。パンをこねながら、ナイフで削りながら参加者同士の会話が弾み
ます。みんなで食べ物を作る雰囲気、そして一人で夢中になってナイフで削る時間、
どれも素敵な空間でした。その間も、パートナーのペルティさんはみんなを優しく過不足
なく見守ってくれています。大きな自然を相手にする木こりの経験を経て、ちいさな子どもたち
と向き合う保育士になったからなのでしょうか。ペルティさんには、大きな(体も大きい)
とても温かい優しさを感じました。
そんなこんなで1日はあっという間に楽しみながら過ぎてしまい、とってもたくさんの
笑いと学び(気づき)が得られました。終わる頃には参加者同士が家族のようになっていてたのが
印象的でした。屋外の力ってすごいですね。
なんちゃって先生 萩原ナバ裕作
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529